人間観察少女 (ページ19)

今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:10,744 hit

少女、18話目ページ19

3-A

これはなんだ……

無残に倒れている羽風

必死にノートを移しているが間に合わないと言っている守沢

ニコニコして余裕そうな天祥院

「度し難い」と言っている蓮巳

生気が失われたような顔をしている瀬名

これは姉さんの授業が悪い

早いし次々字を消していく

姉さんに言ったら

海恋「宗が良かったらそれでいいの」

っていうドヤ顔感がうざいのだよ

誰か助けてくれなのだよ

2-B

ふんふふーん！と机をあさると一通の手紙

『昼休み、屋上へ来てください。
吉原あんず』

A「ふふ、」

ぞわり

クラス全員が感じたその脅威的な殺意と愛

自分自身じゃわからなかったけど周りから見たその時の顔は＿＿

『とても妖しく笑っていた』

昼休み-屋上-

あんず？「約束通り来てくれたみたいね」

A「あ、あのあんずちゃん？どうしてこんなところに呼び出したの？」

あんず？「嘘ついても無駄無駄……だって貴方……気づいてるんでしょ？」

A「はぁ、バレたかえへへ！久しぶりだね不知火姫ちゃん」

姫「なんでわかったの？完璧な変装だったのに、私に復讐されるの待ってたの？」

A「私はね……貴方みたいな人が好きなの……人に罪をなすりつけ自分は知らないふりをする人……とてもcuteだわ！」

姫「もう知らないわ……アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」

ポケットからカッターを取り出し

姫「きゃーーーー！」

と言って泣く。目薬常備とか女子力高い

ここは思い切って嫌われるか

カッターを握り笑う

バンッ！

開けたのはなんと

みんなもよく知っている大神晃牙だった。

そして

「ねえ！この衣装どう！？ゆまっち！」

「いいと思うっすよ！似合うっすよ狩沢さん！」

「お前らな……って渡草！？」

「ルリちゃん……！」

運命の歯車が

「やっぱり怪物だなぁ、シズちゃんは」

「池袋にくんな臨也ぁぁあ！」

今ゆっくりと

「セルティ、今そこで攻撃！」

『あぁ！わかってる！』

動き出し

「園原さん、正臣、あっちの店いかない？」

「いいぜ帝人！」

「うん、いいよ竜ヶ峰君」

時も同様にして

「ふふ、誠二……♡」

「ねぇ誠二！なに食べる？」

「俺は……なんでもいいかな」

彼女の元で

「九瑠璃……舞流……本当にやめろよ」

「無」

「あはは！無理ー！」

動き出す

「晃牙……？」