人間観察少女 (ページ17)

今日:1 hit、昨日:12 hit、合計:10,753 hit

少女、16話目ページ17

時は流れていく。

家族とはなんともいい響き((Amazing！

けれどもとある兄弟は

弟を弱愛する兄と、兄を毛嫌いする弟

？？「ねぇ！お兄ちゃん！」

？？「なんだ＿＿？俺になんか用か？」

？？「俺、お兄ちゃんのこと大好き！だからお兄ちゃん！ずっと俺のお兄ちゃんでいてね！」

……
＿＿＿＿おーい、おーい！真緒「おーい！起きろ凛月！」

凛月「まーくんはうるさいなぁ、俺眠いんだけど、てか学校休む」

真緒「無理矢理にでも連れていきますよっと」

凛月「今日は嫌な夢見た……だから学校行かなくていいよね？」

……なんであんな夢見たんだろ……

そう考えているうちにもう外に出ていた。

凛月「まーくんは相変わらず早いねぇ……」

真緒「ほら、桜フェス終わってからまた学院祭だし、俺達もさっさとやらなきゃいけねぇからな……って遅刻する！？」

凛月「ていうかまーくんそんなに揺らさないで……気分悪いから……」

真緒「凛月最近どんどん顔色悪くなっててるぞ？教室じゃなく保健室に連れてくぞ？」

凛月「……公演によってまーくん、ジュース飲みたい、今飲みたい」

真緒「はぁ！？この遅刻ギリギリっていう時に！？はぁ、全く……」

凛月「ありがとうまーくん、ジュース飲もうってこの味、鉄さがない……味変わってる……まーくんあげる」

真緒「ん、ほんとだ味変わってるな、これなら飲みやすい♪」

ほんと、何もかもが変わってる

凛月「ねぇ、まーくん、今日髪型違うくない？」

真緒「いまさらかよ……昨日生徒会の仕事してて寝過ごして髪をセットする時間がなかったんだよ…、ジュース飲み終わったから行くぞ〜？本格的に遅刻だからな…？」

凛月「まーくんあげる」

真緒「おわっ！？これって…サッカーボール、昔小学校で流行ってたな…っと前髪邪魔だけど今でもできるな♪結構楽しい♪これを見てたのが凛月だったよな♪やりたそうに見てたから俺が声をかけたんだっけ？」

凛月「そうそう…。お前ら、ドタバタうるさくて安眠妨害だったもん。皆殺しにしてやろうと思ったんだよねぇ、正直」

真緒「お前、当時不登校だったよな……だから俺が毎朝起こして連れてきたんだよなぁ」

凛月「まーくんは俺がいなくても『まーくん』なんだろうな」

真緒「まーくんって、今そのあだ名で呼んでるの凛月ぐらいだよ」

凛月「俺をりっちゃんってよぶのまーくんぐらいだよ」

真緒「お前キレてないか…？いきなり切れるのやめてくれよな…」

凛月「まーくんの馬鹿！」