Happy Birthday！上杉君！

Happy Birthday two ページ2

あの後、自転車のお陰か、少し具合が良くなった。

秀明の授業も無事に終わって、事件ノートを持ってカフェテリアに向かった。


ドアを開けると、みんな揃っていてやっぱり私が最後だった。
うーん。たまにはworst1は防ぎたい...。


みんなの所に近づいてみると、
若武が、思いっきり不機嫌。

｢はぁ...。｣

への字口。思いっきり顔に出ている。
若武って、不機嫌な時に口がへの字になるよね。

どうせまた事件が無いとか目立てないだなんだ言うんでしょ。
思わずため息が出ちゃう。


｢遅い。｣
若武が私に気付くと、お決まりの言葉。
いつもの事だから、ムッとはするけど口には出さなかった。

まぁ、確かに私が悪いのかもだけど。
もっと学力上げなきゃな。
そうすればカフェテリアに教室が近くなって、遅いなんて言われなくなる。

｢ごめんね。｣

心の中で、頑張らないと、と思いながらそう言った。


｢では、全員揃ったところで会議を始める。みんな、来月に何があるかわかるか？｣


はて、なんだろ...。

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