【鬼灯の冷徹】白澤「ねぇ、僕君の事好きみたい」貴方「私は嫌いです」

第十六話 ノックアウト ページ18

シロ「あ！そうだ！不喜処地獄の先輩とお局様の結婚祝いに仙桃をあげたいんだ！貰っていい？」

貴方「いいですよ、桃には邪気を払って不老長寿を与えるって言われていますし、お祝いには最高です」

白澤「あ、桃タロー君は桃を食べて若返ったお爺さんとお婆さんがハッスルして出来た子供なんでしょ？＾＾」←

桃太郎「違います‼︎」

貴方「はい、どうぞ」

しゃがんで風呂敷に包んでシロの背中に付けるA

シロ「ありがと！Aさん！」

「ポンッ」

Aの膝の上に手を置くシロ

貴方「……い…え…」

シロ「ん？どうしたの？」

「ペタッ」

Aの頬に手を置くシロ

肉球が頬を叩く

貴方「……」

俯くA

シロ「？」

顔を覗くシロ

貴方「///////」

完全にノックアウトされていたA←

シロ「えぇ⁉︎」

鬼灯「…」

白澤「…」

その光景を見ていた鬼灯と白澤

「スッ…」

シロ「ん？鬼灯様？」

ヒョイっとシロを持ち上げる鬼灯

「グググググ…」

シロ「痛い痛い痛い‼︎鬼灯様！締め付けてる締め付けてる⁉︎」←

鬼灯「締めている訳ではありません、ただ抱きしめているだけです」←

シロ「力加減‼︎」←

白澤「…シロ君？何Aちゃんにリードとってる彼氏みたいな事してんの？＾言＾」←

シロ「え！だって俺犬だし‼︎」

白澤「犬でも子供でもやって良い事と悪い事があるんだよ？」←

鬼灯「白澤さん、動物を虐めるのは辞めて下さい」←

シロ「鬼灯様も辞めて下さい‼︎」←

貴方「…何してるんですか…白澤様は兎も角、鬼灯さんまで…」

白澤「僕は兎も角ってなに⁉︎」

貴方「貴方はいつも最低ですから」←

白澤「酷っ！」

鬼灯「…それより、注文していた金丹は？」

白澤「え…あぁー、ハイハイ、それはキッチリ本物を」

鬼灯「偽物があるの前提ですか」

白澤「100円ショップで売ってる『トラベル中国会話』にすら『这是真的吗、これは本物ですか？』って例文が載ってたからね」

鬼灯「大事な文なんでしょうね…」

桃太郎「あの、金丹って…？」

貴方「中国の妙薬です」

白澤「コレだよ」

桃太郎「わっ…何か宝石みたい…」

白澤「貴重なものだよ？医療研究の一環じゃなきゃ、こんなヤローに渡したくないんだけどさ」


字数…

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