【29】真剣勝負のハジマリ ページ32
〜神威side〜
高杉はAの部屋の前に立ち、
壁にもたれていた。
Aを背負っている俺を見ると、
ソイツは鋭い眼孔で睨みをきかせてきた。
威「…何?そんなに睨みきかせて^^」
晋「るせぇ…。…てか、オメー、
Aに何かしたろ」
全てを見切ったような目で、
睨みつける。
……アンタだって、した癖に。
威「…だから、何あんの?
俺が何をしようと、関係ないじゃん。
……それとも、文句でモ…??」
晋「…大有りだ。…テメェ、俺の女に手ぇ出してんじゃねーよ…。」
……なんだよ、ソレ。
別にAはアンタのモンじゃないし…。
°
°
°
威「何バカげた事言ってんノ?
Aはアンタのモンじゃナイよ…」
もしかしたら……
もしかしなくても、
高杉とAは想い合っているって。
ソンナ事、理解も、解りたくもなかったから
否定の口調を吐いた。
………でも―――――――、、、
晋「…アイツは俺のだ………」
コイツはクククと黒く笑った。
その妖しい顔には
自信が道溢れている。
晋「…俺とアイツ、付き合ってたんだぜ…?」
…………は?
ナニソレ…。嘘でショ……?
晋「…攘夷戦争の時から、一緒だったもんなァ……((黒笑」
何でそんな、、、、、
威「……だから、何?
俺は取り返せばイイだけの話だヨ…^^」
笑顔を張り付けたけど、
ココロの中はズタズタ。
ホント、情ないな、俺………。
晋「…まぁ、前までは………だがな」
―――――!!
俺のアホ毛が反応する。
晋「…どっちが先に落とすか……
早いもん勝ちだな…」
威「……望むトコロだヨ^^」
俺は目を開き、
高杉を睨んだ。
これからが真剣勝負か……
俺のズタズタのココロが、修復していくのが分かった。
°
°
絶対………
絶対に、
Aを落としてやるヨ………!
背中で寝ているAを見つめて、言った……。
【30】寝返り=色気?→←【28】年寄りの言うことは聞いておけ
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キキ - すごく面白くて良いです!応援してます! (2014年2月21日 17時) (レス) id: 41f6035ba2 (このIDを非表示/違反報告)
紫蝶(プロフ) - すごく面白かったです!!! オチはもち、晋助がいいです(^O^) (2014年1月28日 21時) (レス) id: 9ef683ce91 (このIDを非表示/違反報告)
夜兎族(プロフ) - お気に入りにしました。とても面白いです。 (2013年4月21日 14時) (レス) id: 2b63749d0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:◇輝◇ | 作者ホームページ:
作成日時:2012年9月1日 15時