【26】ギブアップ ページ29
勢いよく飛び出したのはイイけど……
なんだか、足がふらつく…。
神威さんに触れられたトコロも、
晋助に触れられたトコロも、
…―――――――熱い―――――――……
未だに晋助の唇の感触が残っている。
貴「・・・熱っ・・・・・///」
トイレに行くとは言ったものの、
ホントは二人にどんな顔をしていいのか
分からなかったから、
飛び出してしまったんだ……。
貴「・・・ん。ヤバい・・・」
段々、立っているのが辛くなってきた。
壁を伝いながらも、
高まる鼓動と
あがる息を抑えながら歩くのは辛すぎる…
°
°
°
それでも、尚更鼓動と息は上がるばかり…
貴「も、ダメ………」
とうとう私は、その場に座り込んでしまった。
手も、脚も、熱が伝わり、
ビリビリになってしまって、
全く力が入る気がしない。
貴「……も、最悪……っ」
ふてくされ、近くの壁にもたれた。
貴「……助けてよ…」
涙目になって呟くと
聞きなれた声が聞こえた。
威「どうしたの…?そんなトコに座って^^」
貴「…か、神威さんっ…!」
威「何?動けないの?」
貴「………うん。連れてって?」
威「…イイけどさ……。頂戴?」
貴「何を……??」
神威はニヤッと眼を見開くと
私を壁に押し付け、動けないようにした。
威「………決まってるじゃんか」
貴「………え…??;;」
答える暇もなく、口を塞がれた。
神威さんはむさぼるように
私の唇を奪う。
貴「…んんッ!!…ぁ、う!」
息も、許されない。
呼吸すら、ままならない…。
舌が、強引に割って入る。
貴「…ぁんん!…か、むぃさ…//」
神威さんが
眼を見開いたまま、キスをする。
苛立ちながらのキスは、
とてもと言える程、
力強く、強引な
俺様的なキスだった。
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キキ - すごく面白くて良いです!応援してます! (2014年2月21日 17時) (レス) id: 41f6035ba2 (このIDを非表示/違反報告)
紫蝶(プロフ) - すごく面白かったです!!! オチはもち、晋助がいいです(^O^) (2014年1月28日 21時) (レス) id: 9ef683ce91 (このIDを非表示/違反報告)
夜兎族(プロフ) - お気に入りにしました。とても面白いです。 (2013年4月21日 14時) (レス) id: 2b63749d0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:◇輝◇ | 作者ホームページ:
作成日時:2012年9月1日 15時