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ふわ、2 ページ2

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写真部に所属してる女の子。
簡潔に纏めると私はこうだ。


首から一眼レフをぶら下げて、
いつものように目に写るものの一瞬を

シャッターに収めた。






「………気持ちい〜、」






衝動が働けばいつの間にか撮っている。

本能の思うがままに生きてる、
そういう人種。


渡り廊下をスキップしながら
通り抜けると

すら、っと背の高い男の子とすれ違った。








「………柔軟剤、?」







鼻を掠めた匂いの元へ振り返ると
彼も振り返ったようで

無機質な瞳と目があった。









「(チカチカする)」








思わず撮るのを忘れるくらい、

周りが背景になってしまうくらい、



彼にだけピントがあった。








「………なに、」








そんな彼の声に、
気持ちがぐるぐるして

顔に集まる熱に、




自分でもわからなくなって
思わず逃げ出してしまった。








.

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作者名:ちーぷ | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2017年9月30日 0時

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