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ふわ、2 ページ2
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写真部に所属してる女の子。
簡潔に纏めると私はこうだ。
首から一眼レフをぶら下げて、
いつものように目に写るものの一瞬を
シャッターに収めた。
「………気持ちい〜、」
衝動が働けばいつの間にか撮っている。
本能の思うがままに生きてる、
そういう人種。
渡り廊下をスキップしながら
通り抜けると
すら、っと背の高い男の子とすれ違った。
「………柔軟剤、?」
鼻を掠めた匂いの元へ振り返ると
彼も振り返ったようで
無機質な瞳と目があった。
「(チカチカする)」
思わず撮るのを忘れるくらい、
周りが背景になってしまうくらい、
彼にだけピントがあった。
「………なに、」
そんな彼の声に、
気持ちがぐるぐるして
顔に集まる熱に、
自分でもわからなくなって
思わず逃げ出してしまった。
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