24話目 ページ25
「また子ちゃんってその…神威の、お友達?」
「まぁさかぁ!」
「そ、そうなんだ。
…私、ここから出て帰りたいんだけど…」
倉庫の扉へ向かって歩く。
投げかけた質問は、呆気なく折られて帰ってきてしまった。
「それは無理っス!ゴメンなさい。」
「え」
「なんか晋助様から釘刺されちゃって。
君を逃しちゃうといろいろ大変らしいんすよ」
「そ、っか……」
そもそもここがどんな場所なのかよく分かっていなかった私は、周りが敵だらけだということにようやく気がつく。
…逃げ出すことは、容易では無さそうだ。
「事情はわかんないけど、なんか大変そうっすねぇ。…神威の奴、ここ最近荒れまくりで」
「あ、待って……!」
また子が扉を開こうとした時だった。
この光の強さなら、恐らくここは外。
傘がなければ私は駄目になってしまうと思い、少し後ずさりする。
「私、太陽の光が駄目で…」
「ありゃ、そうなんスか!
そっかぁ……じゃあ傘、傘……」
あたりをゴソゴソと漁り始めたまた子ちゃんを見つめていると、一本の傘を取り出した!
「これなんてどうかな?
透明だけど、傘だし大丈夫っスね」
「………」
雨を防ぐのには良いけれど、日を防ぐのには無理があった。
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にじゅうろく(プロフ) - 応援コメントはとても有難いのですが、コメント欄での作品宣伝はご遠慮下さい。申し訳ございません。 (2016年10月16日 17時) (レス) id: 13ede948a0 (このIDを非表示/違反報告)
江戸の兎 - すみません。江戸の兎です。宣伝させていただいたのですが、タイトルの方に少し誤りがありました。「銀魂 君の罪は重いのか。 (神威)」でした。本当にすみませんでした。この作品、まだ全然更新してませんが、よろしくお願いします。 (2016年10月16日 15時) (レス) id: 7c6ad326a8 (このIDを非表示/違反報告)
江戸の兎 - マジ俺得小説見つけちゃった!みたいな感じです。更新、頑張って下さい!……失礼ながら、宣伝させていただきます。私が初めて作っている小説、「銀魂 君の罪は重いのか。 神威」を宣伝させていただきます。ありがとうございました。 (2016年10月16日 15時) (レス) id: 7c6ad326a8 (このIDを非表示/違反報告)
ふづき ふのり(プロフ) - 神威すきらぶさん» おお、ありがとうございます!楽しんでいただけるよう頑張りますね。 (2016年4月25日 0時) (レス) id: 2929c85743 (このIDを非表示/違反報告)
神威すきらぶ - 更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2016年4月24日 22時) (レス) id: e2d32a154b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にじゅうろく x他1人 | 作成日時:2016年4月22日 0時