第304話 憐SIDE ページ7
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A)そうだよね・・・。
憐があんなことしなきゃ・・・。
憐)・・・っ!
分かってた・・・。
分かってたよ・・・俺だって・・・。
てか・・・
俺から先に言いだしたことだし、
俺が勝手に謝りだしたんだし・・・
こんな風に言われるってことくらい・・・
想定してた・・・ぜ?
でも・・・
憐)・・・。
その一言は、
予想以上に何倍も・・・
いや、何十倍、何百倍も・・・
俺の心に響き、
針となって突き刺さった。
胸が締め付けられるように苦しい
憐)・・・だよな。
やっぱ、俺のせいだよなっ^^
無理に笑顔を作った所為で、
頬が引きつっているのが、
自分でも分かった
A)・・・憐。
憐)・・・?
A)あたしたち・・・いつからこんな風に・・・
憐)・・・えっ?
A)・・・いや、なんでもない。
それじゃ・・・ね。
Aはそう言うと、
再び俺に背を向け、
廊下を歩いていってしまった
「あたしたち・・・いつからこんな風に・・・」
Aが言いかけてたこの一言が、
妙に気になって仕方なかった・・・。
俺の中で、
幼いころの記憶がよみがえる
・・・そうだ。
俺はあの日、一人で川原にいたんだっけ
そしたら・・・
A)ねぇねぇ、何してるの〜?
Aに・・・出会ったんだ。
A)ねぇってば〜!
憐)・・・お前、しつこいんだよっ!
俺の邪魔すんじゃねぇっっ!!
A)何の邪魔?
憐)遊びだよ!!
A)川原に座ってるのが・・・!?
憐)うっせぇなぁ!俺にとってはこれも遊びの一つなんだよっ!
A)1人で?
憐)・・・あぁ。
A)だったらあたしと一緒だね^^
・・・一緒に遊ばない?
憐)誰がお前なんかと・・・っ!!
そう言って立ち去ろうとした俺・・・。
でも
A)待ってっ!
腕を掴まれ、
A)これ、あげるっ!
無理やり、
何かを渡された
A)それ、持ってると幸せになれるんだよっ!
・・・それじゃ、またね^^
そう言って
走り去っていく
残された俺の手には、
手のぬくもりで少ししおれた、
四葉のクローバーがあった
憐)あいつ・・・////
俺はあの時から、
Aのことが好きだった・・・かもしれない。
でも・・・
時間が経つと共に俺たちは・・・
俺・散花・Aは、
てんでばらばらな方向を向き、
背中あわせになっていた
昔は・・・同じ方向を向いていたのに。
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革ベルト
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然 - 本能シリーズ久々に読みたくなってきちゃいました。時代が変わってもなお読み進めてしまうのと、最終回がないこの銀魂らしさといいますか。。2021年になっても応援してます。できれば最後の最後まで見届けることができたらと思います。更新楽しみにしてます。 (2021年7月6日 0時) (レス) id: f0e687d64b (このIDを非表示/違反報告)
◆苺飴◆(プロフ) - 神美さん» コメありがとうございます!頑張ります!!(灬´ ω `灬) (2014年11月12日 20時) (レス) id: 6bcac12ade (このIDを非表示/違反報告)
神美 - 更新待ってました!苺飴さんこれからも頑張ってください!応援してます(^ω^) (2014年11月12日 20時) (レス) id: ae3cdd8c9b (このIDを非表示/違反報告)
◆苺飴◆(プロフ) - a6さん» 返信すごく遅くなってごめんなさい!ちゃんと覚えてるよ!! (2014年8月23日 21時) (レス) id: 92b6edfb6c (このIDを非表示/違反報告)
◆苺飴◆(プロフ) - 優凛さん» 返信遅くなってごめんなさい!今でもちゃんと覚えてるよ!!応援ありがとう!頑張ります!! (2014年8月23日 21時) (レス) id: 92b6edfb6c (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2012年8月19日 22時