箱入り娘は恋をする【ars】【ss】 (ページ47)

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心地がいいものページ47

大野「決まりだな。」

二宮「決まりですね。」

櫻井「え、それじゃあ…」

相葉「賛成ーーー！！」

松本「うちは多数決を採用してるからごめんね翔くん。」

A「まって話し相手？言い方変えただけでそれ看病じゃないの？」

松本「違うよ。話し相手。まあいいや。まずは翔くんからね。戻ってきたら交代で。目標は会長を寝かすこと。じゃあばいばい！」

一方的に始まったその遊びは私にとってとてつもなく緊張する遊びだった。

皆が出て行ってしまって2人きり。
緊張しないはずもなく固まってしまった。

櫻井「ねぇ、水分は起きてからとってないよね？水飲んで。」

そう言ってコップを差し出してきた。

A「あ、ありがとう……」

櫻井「ん、もう仕事終わったしゆっくり寝な。俺ら今日帰るから。」

A「え、明日のはずじゃなかったの？」

櫻井「俺らがいたら休めないでしょ」

A「そんなことない……いないと」

居ないと……寂しい。

A「居て欲しい。」

櫻井「……執事さんに聞いてみるよ。」

そう言われ頭を撫でられた。

櫻井「さっきはなんの夢を見ていたの？」

A「……小さい頃の夢よ。面白くもない。」

櫻井「そっか。今度は幸せな夢を見れるといいね。」

A「うん……生徒会の夢を見たいわ…」

櫻井「大丈夫。見れるよ会長。おやすみ。」

頭を撫でるその仕草が恥ずかしくもありながら心地よく眠気がかってしまった

途中覗きに来た執事はこう言っていた。
微笑みながら寝ていたと。
きっと彼女は幸せな夢を見ているのだろう。