三条少女の事件簿 2.1 ページ13
ここは…?
そう思って周りを見渡した瞬間頭にふと情報が入った。
ポートマフィア本拠地 中原中也の部屋
「なんで…乱歩さんが中也さんの部屋に…?」
「おい、大丈夫か?江戸川。」
中也さん!?なんで…そうだ今中也さんの部屋ん中だ。
ってか頭がさっきから痛い。
「あぁ…。」
「まだ顔色悪ぃな。よし、少し休ンでから首領のとこ行くぞ。」
「はい。」
それまで書類整理してるぞと言って中也さんは何処かへ去っていた。
「取り敢えず何故乱歩さんがここに居るかが分からなくちゃ…。」
コンコン
とノックが鳴り、入ってきたのは見知らぬ少年。
「やァ、探偵さん。調子はどう?ってまだ顔色悪いから良くないかァ。」
何、この少年…目が紅い…?
「僕の玩具になってくれて有難う、探偵さんが居てくれるとポートマフィアも探偵乗っ取るのも時間の問題だねぇ?」
こいつ…。
少年を見た途端頭が割るように痛い。でも我慢した。
「じゃアまたねぇ?」
そう言って部屋を出ていった。
ふと背鏡を見ると乱歩さんの目もさっきの少年の様に紅い。
駄目だ…頭が痛い…
時間切れ…。
意識がプツンと切れた。
「は…は…ぁ…。」
「大丈夫か、三条!?」
目覚めると探偵社に戻っていた。
「待って…国木田さん…まだ離さないで…。」
痛い…頭が割れそう…。
「ポートマフィア…本拠地…。」
「え?」
「乱歩さんの居るところ…。」
俺はポツポツ話していく。
「見掛けない少年…最近新しく入った。」
国木田さんはメモを取っていく。
「少年の名前は 海堂陸。異能力有り
少年はポートマフィアと探偵社を狙ってる。」
「何故?」
太宰さんが問う。
「理由と異能力の詳細は分からない。乱歩さんは少年の異能力で操られてる。それでポートマフィアに入った。」
俺はわかった情報を一通り言った。
「早くしないと乱歩さんが…あ…。」
立とうとしたらふらついて転びそうになったが社長が受け止めた。
「三条は少し休め。」
「でも…。」
「与謝野、医務室に。」
「判りました。A、行くよ。」
「すみません…。」
俺は与謝野さんに抱えられ、医務室に行きベッドで横になる。
相当疲れていたのか俺は眠ってしまった。
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舞華 - 物凄く面白いです! 私にしては珍しく泣きそうになりました。←知るか、ですよね。ごめんなさい。 更新期待しています! (2017年8月23日 22時) (レス) id: c608e0f4fb (このIDを非表示/違反報告)
晋陽 - 続きが気になります!更新頑張って下さい! (2017年8月12日 13時) (レス) id: 8ef45f8c23 (このIDを非表示/違反報告)
(~・д・)~ - めっちゃこの作品面白いです! 実は一章の最終話泣きましたw そのくらい見ごたえがあります! これからも頑張ってください!! (長文失礼しました…。) (2017年5月8日 23時) (レス) id: 4c2464909d (このIDを非表示/違反報告)
あらりぶ(プロフ) - お話面白かったです。更新頑張ってください! (2017年2月5日 17時) (レス) id: ddec9d4afe (このIDを非表示/違反報告)
明石(プロフ) - オリフラを外してください (2017年1月9日 12時) (レス) id: d2dad95824 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜野 空 | 作成日時:2016年12月29日 15時