ペット以上 コイビト未満 【チョロ松】

静けさ ページ20

『少し遅くなります…っと…よし、これで大丈夫だよね』




学校に行く前に
朝、机の上に手書きメモを置いておく






チョロ松は、お昼すぎてから来て
ご飯を作ったり部屋の片づけとか軽くしてくれる。
なので、一緒にご飯とか食べるんだけど今日は放課後
委員会集会があるので少し遅くなるから、メモを残しておくことにした








ふと立ち上がると、ふわっと柔らかい石鹸の香りが。
あぁチョロ松の匂いだ。私が使っているものとは違う匂い
なんだかそれだけで、心が少し温かい感じになる


うるさくて口だって悪いけど
けど、なんだかんだ言って優しいアイツのおかげで
話し相手ができ私的には寂しさなんて感じなかった。





少しは感謝してるのだ。
最近、アイツと話すのなんだかんだ言って楽しいしね。








『あ、止まってる場合じゃない時間だ
いってきまーす』





急いで玄関で靴を履いて
学校へと向かうことにした









『はー穏やかだな〜
まるで嵐の前の静けさ…いや、それ意味違うか〜
絶好の日向ぼっこ日和だなー』









でも、この日
今までとは何か違うことになるだなんて思わなかったんだ









口うるさい、ドルオタ。でも優しい奴。
チョロ松に対してそう思ってた。









でもこの一件で
彼に対しての考えが変わることになる

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