＊97＊ ページ2
和side
この日は真夜中に息苦しさを感じ目が覚めてしまった。
和「こほっこほっ」
どうやら咳が出てきたらしい。
でも夜だし…とりあえず寝るか。
咳もすぐ止まり、大丈夫だと判断して再び眠りについた。
しかし次起きる時、俺は自分の咳によって起こされることになる。
和「ゴホッゴホゴホッ」
和「ゲホッゴホッゴホ」
咳がなかなか止まらない。
風邪引いちゃったかな…
注意はしてたはずなのに……
そういえば体も熱い気がするし、
熱もでてきたっぽい。
和「ゲホッはっ…ゴホ、はっはっ」
咳が断続的に続いて息が、上手くできない…
和「ゴホッ、はっはっ……」
酸欠になってきたのか意識が遠のいてきた時だった。
誰かに気づいてもらえたのだろう、酸素マスクがあてられ、少しだけ息がしやすくなった。
でも熱のせいもあって苦しくて動けない。
ただ息をすることに集中することしかできない。
ブーッブーッ
着信を知らせるバイブ音が微かに聞こえた気がした。
いつも電話をくれるメンバーの誰かだろう。
手を伸ばそうとするが、体が動く訳もなく取れないまま切れてしまった。
きっと、また心配させてしまうんだろうな……
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 168人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
エミーノ(プロフ) - 完結おめでとうございます。そして、ありがとうございます。頑張ってきたにのちゃん、復帰できてよかった。嬉しいです。またお話読ませてください。 (2022年11月4日 6時) (
レス) @page31 id: cabddd7213 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Xion_シオン | 作成日時：2022年9月11日 18時
