【D.Gray-man】 フィリウス デイ 【神田ユウ】

1終わり良ければすべて良…し? ページ4

これは、とある夏の日の事…。


エクソシストたちの、恐怖の一日が幕を開ける……!!

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『それで、この前ラビが…』

リナ「あははっ!!」


ここは、黒の教団の食堂。
その食堂の一角で、教団内1・2を争う心優しき美少女、リナリー・リーと、(人1)Aは、つい先日の同期のエクソシスト、ラビとの任務先での出来事を話していた。

お喋りに夢中になっていると、鮮やかなオレンジ色と、白銀の髪が目に入った。


ラビ「なぁにお喋りしてるんさー?」

アレン「二人共、一緒に食べていいですか?」


この二人は知っての通り、エクソシストのラビとアレン・ウォーカー。

Aにとってはラビはいいお兄さん、アレンは、時期が違い顔を合わせた事が無いにせよ、同じ師の元で育った、(借金返済)仲間である。


『(人2)は全然いいですよ!リナリーはいいですか?』

リナ「私もいいよ。…ね、アレン君とラビも聞いて!この前兄さんが…」

ラビ「コムイも懲りないさね」

アレン「ふふっ」


仲良し4人組、お喋りに花を咲かせていると、ふいにAの肩の方から、凛とした女性の声がして、こう告げた。


＜リナリー・リー、アレン・ウォーカー、ラビ、(人1)Aは、直ちに室長自室に来るように＞


Aのゴーレムが告げた音声だった。
一応紹介しておくが、このAのゴーレムの名前は、リム・ノース。

…そこ、リブロースって言うんじゃないっ((


他のゴーレムとは異なり、緑色をしていて、ティムキャンピーとも若干形は異なるものの、優れた機能を持つ有能ゴーレムだ。
4歳の頃、師匠であり義父、クロスから送られた誕生日プレゼントであった。


リナ「兄さんの自室に?…何かあったのかしら」

アレン「何にしろ、嬉しい感じはしませんね」

ラビ「俺、寒気がしてきたさぁ……」

『……;;まぁ、みんなで行きましょう、コムイさんが待ってますよ』


そんなこんなで、4人は皿やお盆を返却口に返し、食堂を出る。

コムイの元に向かうと、リムからまた新たな音声が聞こえてくる。


＜先ほど申し忘れました。すみません。…神田ユウも連れてくるように、と＞

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「俺は行かないぜ。お前らで行けよ」

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