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雅火「おりゃっ!!」パコンッ
月琉の鋭いサーブがコートに入る。
僕は月琉の足下のラインギリギリに打ち返す。
貴「うらっ。」パコンッ
雅火「おりゃっ!!」パコンッ
貴「んらっ!」パコンッ
ボールを打ったと同時に右腕の火傷口がズキッと傷んだ。
僕のラケットが手を離れて地面に落ちた。
パコンッ…
雅火「A!」
貴「チッ…やられたよ。次は僕がポイントをとるよ。」
雅火「………挑むところだぜ!!」
僕は落ちたラケットを拾う。
握力が一瞬なくなった…。傷口がヒリヒリしてる。
血がでるのも時間の問題だな…
審判「30-0!」
雅火「おりゃっ!!」バッコォーーンッ」
貴「んらっ!」パコンッ
雅火「てりゃ!」パコンッ
貴「はぁ!」パコンッ
月琉の球は打つごとに威力が増してる。
僕の打球は押され初めていて守りのボールばかり打っている。
乾「3セット目で宮星のプレーが攻撃から守りになっている。あの火傷の傷がきいているようだ。」
柳「さっきラケットを落としたのも右腕の傷のせいだと考えられる。月琉が、優勢だ。」
幸村「A…。やっぱり試合をする状態ではない…。」
真田「待て幸村。Aは真っ向から月琉を倒そうとしている。真剣勝負だ。」
幸村「真田…。そうだね。わかったよ。」
真田「…。」
雅火「はぁぁぁっ!!!」バコーンッ
審判「ゲーム雅火!1-0!」
貴「チッ…。」
種子島「あかんなぁAの腕と足。右はもう腫れ上がっとる。」
君島「このままだと取り返しのつかないことになりかねません…。No.0を失うのは気が引けます。」
負けるわけにはいかない……
僕はNo.0として君臨してきた。
今までもこれからも。
貴「僕は負けない!」
長い長い試合が続いた。
審判「ゲーム宮星!1-1!」
…
…
審判「ゲーム雅火!2-1!」
…
…
審判「ゲーム雅火!3-1!」
…
…
審判「ゲーム宮星!3-2!」
…
…
審判「ゲーム雅火!4-2!」
…
…
審判「ゲーム宮星!4-3!」
…
…
審判「ゲーム宮星!4-4!」
…
…
審判「ゲーム宮星!4-5!」
…
…
審判「ゲーム雅火!5-5!」
…
…
審判「ゲーム宮星!5-6!」
…
…
審判「ゲーム雅火!6-6!タイブレイク!!」
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ふぇみり - 更新待ってます!!頑張って下さい!! (2016年11月29日 0時) (レス) id: c932bc428c (このIDを非表示/違反報告)
瑠姫(フィリア)(プロフ) - ふぇみりさん» ありがとうございます!フムフム…なるほど!では後程更新いたします! (2016年8月25日 23時) (レス) id: 7393fff750 (このIDを非表示/違反報告)
ふぇみり - 凄く面白いです!!リクエストなんですけど...主人公君の恋人を名乗る女が合宿所に来るみたいなお話が見たいです。更新頑張って下さい!! (2016年8月25日 22時) (レス) id: df741de834 (このIDを非表示/違反報告)
瑠姫(フィリア)(プロフ) - つばささん» すみません!まだワールドカップ編を買えていないんです!来週、再来週には買ってきて更新しますね! (2016年8月19日 16時) (レス) id: 7393fff750 (このIDを非表示/違反報告)
つばさ - W杯での主人公の活躍早くみたいです。 (2016年8月19日 11時) (レス) id: 5ff1f5ed81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:瑠姫(フィリア) x他3人 | 作者ホームページ:
作成日時:2015年12月2日 16時