不思議な世界・陸拾 ページ39
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「…どうして、」
「ったく…なんか騒々しいと思ったら、そう言うことかよ…」
「…話、聞いていたのか?」
「あぁ。全部筒抜けだったぜ」
「銭婆の元へ行くならば、私が連れていってやるぞ」
呆れながらこちらを見るハクさん。
それを見て、後ろの2人も軽く頷いた。
「…でも、連れていくってどうやったら…」
「そんなのは簡単だ。私に乗って行けばいい」
「え?乗るってどういう…」
「…こいつ、龍に変身出来るんだよ」
それを聞いて目を見開く。
龍に変身出来る…?
そんな嘘みたいなことは…。
しかしハクさんは事実だ、とだけ言った。
「…私もかつて、湯婆婆に名を奪われ、ずっと戒められてきた。
しかし、今は違う。私の代わりに(人1)が苦しんでいるんだ」
「…つまりはそう言うことだよ」
リンさんはニッ、と笑って見せた。
すると、カイさんが僕らに歩み寄った。
「…頼む」
「…分かりました。
必ず、3人の名前を取り戻して見せます」
カイさんの目を見つめ、はっきりと告げた。
絶対に…取り戻して見せます。
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breakcat(プロフ) - 更新楽しみにしてます!! (2015年3月31日 23時) (レス) id: 74949acb5c (このIDを非表示/違反報告)
黄瀬犬 - 私は関東にいたので東北ほど揺れは感じませんでしたが、とても怖く、悲しい思いをしました。大人になっても自分の子供に伝えていきたいですね。 (2015年3月15日 12時) (レス) id: 6581bd284d (このIDを非表示/違反報告)
巫命(プロフ) - あの日から四年ですね。色々あったと思いますが、これからも頑張ってください。私もあの日の事は一生忘れません。 (2015年3月12日 1時) (レス) id: 9f5c4c2725 (このIDを非表示/違反報告)
さにす(プロフ) - ロリコンww (2015年3月10日 21時) (レス) id: cb1db04eb9 (このIDを非表示/違反報告)
トルフィン(プロフ) - あ、すみません。ありました (2015年3月7日 23時) (レス) id: 66c7623574 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:¢.氷室のん゜ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/memoly029/
作成日時:2015年1月25日 15時