不思議な世界・伍拾参 ページ29
黒子side
釜爺「…よし、これで良いじゃろう…」
(人1)さんの手当てが終わり、僕らはすぐに彼女に目を移す。
華奢な身体に似合わない、包帯や汚れ。
見るだけで痛々しさを感じ取った。
赤司「なんで、こんなことに…」
「(人1)様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
二人「「!?」」
釜爺「サヨ!落ち着け!!」
いきなり後ろの戸棚がバンッ!!と開けられ、小さな影が(人1)さんに飛び付く。
そしてその後ろから出てきたのは…。
黒子「青峰君…黄瀬君…?」
黄瀬「あ!黒子っち!赤司っち!」
赤司「何でお前らが此処に…?」
釜爺「…それはお前達の名か?」
四人「「「「…!!」」」」
釜爺の言葉でハッとする。
しまった…つい癖で…。
すると釜爺はフッ、と笑い僕らに目線を向け直した。
釜爺「良い良い…湯婆婆には言わん。
だから此処では元の名で読んでも良い」
赤司「…ありがとうございます」
釜爺「うむ…その代わり、何があったのか聞かせてくれんか?」
そう問いかけると、青峰君と黄瀬君はお互い顔を見合わせ、ポツリポツリと話し始めた。
後ろでは、まだサヨさんが(人1)さんに泣きついていた。
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breakcat(プロフ) - 更新楽しみにしてます!! (2015年3月31日 23時) (レス) id: 74949acb5c (このIDを非表示/違反報告)
黄瀬犬 - 私は関東にいたので東北ほど揺れは感じませんでしたが、とても怖く、悲しい思いをしました。大人になっても自分の子供に伝えていきたいですね。 (2015年3月15日 12時) (レス) id: 6581bd284d (このIDを非表示/違反報告)
巫命(プロフ) - あの日から四年ですね。色々あったと思いますが、これからも頑張ってください。私もあの日の事は一生忘れません。 (2015年3月12日 1時) (レス) id: 9f5c4c2725 (このIDを非表示/違反報告)
さにす(プロフ) - ロリコンww (2015年3月10日 21時) (レス) id: cb1db04eb9 (このIDを非表示/違反報告)
トルフィン(プロフ) - あ、すみません。ありました (2015年3月7日 23時) (レス) id: 66c7623574 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:¢.氷室のん゜ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/memoly029/
作成日時:2015年1月25日 15時