【黒バス】キセキの世代が救い出したのは…【千と千尋の神隠し】

不思議な世界・陸拾陸 ページ7

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「(人1)ちん達がいるから…？」


「それってどういう意味なのだよ…」









二人の問いに、銭婆婆は紅茶に口をつけてから話し始めた。









「(人1)は、ハクが来る遥か前から此処にいるんだ」


「「「っ…！？」」」


「え、でもそれって一体何年…」


「さぁね。でもあたしゃも一回会ったきりだし、詳しいことは知らない。
ただ、ハクは自分よりも長くいる(人1)の事を気にかけて、此処に残っているんだよ」


「…そうだったんですか…」









知らなかった。


見た目からして、年はさほど変わらない。


なのに…ハクさんよりもずっと前から此処にいる？


頭が着いていかなかった。


しかし、次の言葉が僕達の頭をさらに混乱させた。









「…まぁ、一番はあの兄妹が関係しているんだけどね…」


「？あの兄妹、とは…？」


「おや、あんた達知らないのかい」









銭婆婆は一声置いて、続けて話した。









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「カイとサヨは、血の繋がった兄妹なんだよ。









ただ…今はお互いに"兄"と"妹"だと言う記憶を失って…ね」









その事実は、とても衝撃的なものだった。

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