不思議な世界・漆拾漆 ページ19
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「銭婆婆の所へ…!?」
「あぁ。お前の名前を取り戻す、とかって…っておい!」
「行かなきゃ…!!」
「やめろ(人1)!その怪我じゃ動けねぇだろ!!」
そう言ってリンとカイは私を取り押さえる。
傷がズキズキと痛むけれど、今はそれどころじゃない。
私には___名前なんてないのに。それは無意味な行動なんだ。
「離せ!!とにかく行かなきゃ…!!」
「だから、ハクも一緒だから大丈夫だって言ってんだろ!!」
「でも…!!」
「大丈夫だ。(人1)」
声がしてハッと振り向く。
そこには、ハクが立っていた。
「ハク様…お帰りなさい」
「あぁ、ただいま」
「無事に送り出せたのか?」
「しかと送ってきた。…それより(人1)。
あの七人の心配はしなくて良いぞ」
「…何で、そんなことが言い切れるんだ」
そう呟き、ハクを睨み付ける。
しかしハクは気にも止めず、淡々と話し続ける。
「あの七人なら…きっとお前を救ってくれるから。
…それと、この二人もね(ボソッ」
最後の方はかなり小さな声だった。
どうやら聞こえたのは私だけらしい。
この二人…と言うのは、カイとサヨの事だろう。
それを考えると、何故かハクに対する怒りが鎮まった気がした。
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美桜 - 少しさっぱりしていましたが、とても面白かったです。黒バスメインでしたね。夢主ちゃんとハク君がくっつくのに少し期待していましたが(笑)お疲れさまでした。 (2017年1月23日 22時) (レス) id: 7a0b0fb690 (このIDを非表示/違反報告)
月乃 - いい終わり方でした。めっちゃ感動しました。 (2016年10月12日 13時) (レス) id: 0aa7373be7 (このIDを非表示/違反報告)
はっぱ(プロフ) - とても面白かったです!!8月の最後に読んだのでなんかしんみりしました。最後の黒子君の言葉が好きです!! (2015年8月30日 21時) (レス) id: b1176b85e0 (このIDを非表示/違反報告)
厨二乙(プロフ) - 完結おめでとうございます!!楽し読ませていただきました! (2015年8月15日 11時) (レス) id: a105ecbf82 (このIDを非表示/違反報告)
木葉(コノハ) - おもしろかったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!いきなりすいませんでしたぁぁぁ!!!!! (2015年8月14日 23時) (レス) id: 4a05d55e9f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:¢.氷室のん゜ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/memoly029/
作成日時:2015年4月18日 14時