【黒バス】キセキの世代が救い出したのは…【千と千尋の神隠し】

不思議な世界・漆拾伍 ページ17

(人1)side





目が覚めたのは、皆が行ってから直ぐだった。









「ん…っ」


「！(人1)！しっかりせい！」


「…釜、爺…？っ…！」









起き上がろうとしたら全身に広がる鈍い痛み。


よく見ると、腕や足の至るところに包帯が巻かれていた。









「全く…お前と言うやつは…」


「え…私そんなに寝ていたのか？」


「そういう問題じゃない…天井を見てみろ」









釜爺に言われ、天井を見ると、大きく広がった一つの穴。


…まさかとは思ったけれど…。









「…釜爺、私湯婆婆の部屋に行ってからの記憶が無いんだが」


「全く…もう少しであいつらが来る。その時に事情聴取でもしろ」


「あいつら…？」









誰だろう…と思っていると、ガラリと戸が開く音がした。


そして次の瞬間、何かが飛び付くような感触。









「(人1)様ぁぁぁぁぁぁ！！！良かったぁ！」


「おいサヨ！(人1)は怪我人なんだぞ！！少しは遠慮しろ！」


「まぁリン、久しぶりなんだし良いじゃねぇか」









そこには、私に抱きついて大泣きするサヨ、


そのサヨに怒鳴るリン、


そしてその様子を微笑ましく見るカイの姿があった。


─＊─＊─＊─


此処に来て初の夢主sideという…(汗

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