【黒バス】キセキの世代が救い出したのは…【千と千尋の神隠し】

不思議な世界・漆拾壱 ページ13

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(人1)さんには、カイさん、サヨちゃん、僕、桃井さん、赤司君が乗り、


ハクさんには、黄瀬君、青峰君、緑間君、紫原君が乗った。









「…んで、名前は取り戻せたのかよ？」









不意に、僕の後ろに乗っていたカイさんが尋ねた。


僕は少し躊躇したけれど、皆の方を見て軽く頷いた。


そして話し始める。









「その事なんですが…カイさん、一つ聞いて良いですか？」


「？なんだよ…」


「カイさんのその火傷…何処で負ったんですか？」


「火傷？…あぁ、お前ら見たのか…」









左肩を押さえながら、苦笑を浮かべる。


その姿に、少し胸が痛んだ。









「…いつできたか分かんねぇんだよ」


「分からない…？」


「あぁ。でも…誰かを助けたいと思って痕になった記憶があるんだよな…。
そいつが誰だか分かんねぇけど」









今の言葉を聞いてハッとした。


＿＿＿"頭の片隅では記憶が残っている"と。


すると桃井さんもサヨちゃんに尋ねた。









「サヨちゃん、今のを聞いて何か思い出せないかな？」


「今の…？んー…」









そうしてサヨちゃんが考えている時だった。









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「サヨ…？」









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誰かが、呟いた。

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