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確かに結構買い物してた夕香、
お金ない、ってちょうどさっきも嘆いてたし。
「けどちょっと怪しない?」
今すぐにでも行きます、と言いそうな夕香に
こっそりとそう言えば確かに、と
悩ましい表情を浮かべた。
「他のとこはレンジでチンするだけとかあるけどなぁ、ウチのとこはちゃんとオーダー通ってから作るさかい熱々で美味しいで!安心しぃ!」
トドメを刺すようにそう言ったおじさんから
チラシを受け取った夕香の手元を覗いた。
相席屋
女性 無料! 男性 30分 1500円〜
無料なのは嬉しいけど、やっぱ相席ってちょっと抵抗あるよなぁ…
「う〜ん、別に私らに損はないよな無料やし」
「うん…せやけど相席って男の人と、やろ?」
「そうやな、うん。でもまぁ別に彼氏も居らんやん?」
出会いあるかもやん、なんて遂にウキウキしはじめた。
「おお、彼氏おらんのか?べっぴんさんやのになぁ。任せとき、ちゃんとイケメン連れて来たるさかい。」
「ほんまに?え〜じゃあ行こうかなぁ!」
「え?夕香、」
「ええやんええやん、どうせ今日だけやし。
何事も経験やで、A!」
多分、ここで私が拒否したとしても
100パーセント、いや1億パーセント無駄だ、
一回だけ、そうそう、今日だけ。
そう自分に言い聞かせて1つ、頷いた。
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★ - 7【重岡くんに身体のどこがが変な音を立てた。】→どこかが、 8【安心したような表情だまたお酒に手を付けた。】→表情で だと思います。 (2018年3月4日 14時) (レス) id: 9eec283ac6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Pina | 作成日時:2018年2月24日 19時