公安のエースカップル２【降谷零】

７３話 ページ24

『し、失礼な！』

降「はぁぁぁ、良いから大人しくしてろ」

私は今痛みに耐えかねてベッドで待機させられています。零は今私にパンケーキを作ってくれているようです。リビングに移動しようとしたら鬼みたいな顔で見られたのでここで待つことにしました。

降「A、出来たぞー」

『今行く！』

降「お前は歩かなくていい」

零は私を担いだ。
俵か⁉私は‼

『ちょ、下ろして！』

降「リビング着いたらなー」

どれだけ抵抗しようが下ろしてくれるわけがないので大人しくしてみた
リビングに着くと担ぎ方こそ雑だったが、私の足を気遣ってゆっくりと優しく下ろしてくれた。

『美味しそう…‼』

降「ふっ、いいぞ、食べて」

『いただきまーす！』

えげつないくらい美味しかったよそりゃ。
本当に公安やめてお店出していいくらいだったよ、うん。

『ごちそうさまでした』

降「明後日からまた仕事だよな？」

『そうだよ？すっかり忘れてたけど』

シゴト。

降「そんなに嫌そうな顔するなよ笑」

あからさまに顔に出しすぎたか。
これでよく公安が務まるな！

『だって、仕事ない日に慣れすぎちゃったから…。仕事の仕方忘れたかも。』

降「それはまぁそうだな。こんなに長くゆっくりした休暇は初めてだ。そもそも公安の人間がこんなに休んでいいのかも疑問だよ」

まぁ確かに。
そうなんだけどね⁉
私の心配はそれだけじゃない

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