公安のエースカップル２【降谷零】

７１話 ページ22

『んんっ…。』

朝起きると珍しく零はまだ寝ていた。

『まだ寝てるか…。起きよ…』

そう思って動き出した瞬間だった

『っ⁉』

左脚が急激に痛んだ。
昨日ひったくりに杖を取られた時かなり強く左脚に負担がかかったのでそのせいだろう。
それよりも足を動かさないなんて、今日は何も出来ないじゃないか
そのまま１時間くらいぼーっとしてたら零が起きた。

降「おはよ」

『おはよう零』

降「もう８時か…。」

『そだよ。珍しく遅いお目覚めね』

ちょっとからかいながら言ったからか零はムスッとした顔でこっちを見てきた。

降「まぁ、組織も壊滅したし平和だからな…。」

『それよりお腹の傷は？まだ痛むの？大丈夫なの？』

降「まだ少し痛むけどもう大丈夫だ。心配するな」

無理してそうな顔でもないし大丈夫なのだろう
少し安心した。
私の足は痛いけどね
痛いけどね
足痛いから！！！←聞いてない

降「そーだ。今日はどうする？どこか行きたいところあるか？」

『んーん。特にない。どーせ行きたくても行けないし。』

降「あるなら言ってくれれば行くぞ？」

『違くてね。昨日、その、ひったくり犯にあったじゃないですか？』

降「あぁ」

あ、零さんちょっと怖くなってきたよ…？

『それで、あの、杖取られた時にですね、バランスを崩してしまった時にですね。左脚にだいぶ負荷がかかってですね。左脚痛くて起きられないんですわ』

降「…」

あ、つんだ

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