おにーちゃんとのであい ページ1
――――――……あのね、あのね、Aは「いみご」なんだって。
いみ？はわからないけどね、でもね、Aね「いらないこ」なんだっていってたの。
……だれがって、おとーさんとおかーさん。
……え？？なんでこんなよるにここにいるの？
あのね、Aね、ようちえんからおうちにかえったら、おうちのどあがあかなかったの。
おかーさんに「あけて」っていったら、「もううちのこじゃない」っておかーさんがいったの。
おとーさんに「あけて」っていったら、「もうかえってくるな」っておとーさんがいったの。
Aね、おうちいがいにしってるばしょ、ここしかないの。
………うん、おそらまっくらだね。
けどおほしさまきれーだよ。
…あぶないひと？？
………いいの、だってわたし、おとーさんにもおかーさんにも「いらない」っていわれちゃったんだもん。
「――――――……それでおにーちゃんもほしみにきたの？？」
？「…嗚呼、小官も星を見に来たんだ」
こうえんにふたつあるぶらんこにすわるわたしのとなりにすわったおにーちゃん。
おにーちゃんはせがたかいからたちあがったらわたしがかげにすっぽりかくれちゃう。
？「……小さなお姫様、もし今日行く場所がないのなら小官の元に来ないか??」
ぶらんこをキコキコとこいでみると、おにーさんがわたしをみつめていた。
「？？……おにーちゃんのおうち？？」
？「嗚呼、家とは違う気がするが……どうだ??」
ぶらんこをおりればおにーちゃんはたちあがった。
やっぱり、すっぽりかくれちゃった。
「A、おにーちゃんのおうちいきたい」
？「……良いのか??そんなにあっさりと決めてしまって」
おにーちゃんがいったのに、おにーちゃんがこまったかおをしてる。
「だってA、おうちいがいにいくばしょがないもん。A、もうおとーさんとおかーさんのこどもじゃないもん……」
？「……そうか、ならば小官の元に来てくれ。きっと楽しい」
おにーちゃんは、そっとわたしのうでのしたにてをいれたら、わたしをひょいとかんたんにもちあげちゃった。
おにーちゃんはおとーさんよりもやさしいもちかたをする。
それにちからもちだ。
「A、おにーちゃんのところにいく」
？「嗚呼、きっとそれがいい」
おにーちゃんはおにーちゃんのうでにわたしをすわらせると、どこかにあるきだした。
おにーちゃんのいえ、たのしみだな。
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星妻桜@姉妹同盟(プロフ) - のづさん» …気が合いますね…とりま親ころころしたい (2020年8月23日 1時) (
レス) id: fe16128dce (このIDを非表示/違反報告)
のづ - ぅぅぅぅぅぅ、好きです！、はい！！もぉぉぅ、ストーリーが私好み、、、更新楽しみにしてます！ (2019年9月15日 0時) (レス) id: dfac6954d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＠黒
| 作成日時：2019年7月10日 10時
