【ヒプマイ】俺と愛されたがり【男主】

ヤクザ ページ4

結局そのままヤクザのところまで歩いて行った。

山田の腕力何キロなんだ。


？「……一郎、お前そい「俺の恋人のAっス!!あ、A、この人は左馬刻さんな。俺のチームの人!!」………よぉ」

山田がヤクザを圧倒してるのすげェな。


「山田、ちょっと落ち着かねぇと左馬刻さんがびっくりしてんぞ」

一「あ、すみません左馬刻さんっ!!」

俺の言葉に左馬刻さんを見れば慌てて頭を下げる。

……いっぺん辞書で『落ち着き』って調べてこいよ山田。

「…どうも、Aです」

？「…お、おう……碧棺左馬刻だ」


碧棺左馬刻、確か『The Dirty Dawg』の一員だったな。

というか、目の前に最強の二人がいるのになんだか特別感が一切無いな。


目の前で喋る山田と左馬刻さんを見つつ俺は片手間に携帯を弄る。

山田に腕を掴まれてるのもあるが、付き合ってくれといわれた手前勝手に離れるわけにもいかないだろう。


左「―――……へぇ…一郎となぁ…??」

一郎が何かを話したのか少ししてからニヤニヤして俺を見てくる左馬刻さん。


「何話したんだ山田」

一「ん??俺とAが付き合ってるって」

「それであんなニヤニヤするか??」

そう言えば俺と山田が揃って左馬刻さんを見る。


左「へぇー…??」

一「何でニヤニヤしてるんすか左馬刻さん??」

よく分からないがニヤニヤしている左馬刻さんから山田に視線を移す。


「山田、それで何処に行く予定だったんだ??」

一「あ、それだ!!A、ピアス開けようぜ!!」

「俺の意思は何処に殴り捨てた??」

清々しいほどいい笑顔で俺を見つめる一郎に思わず口を挟んだが俺は悪くない。

左「あっはははははッ!!!!」

俺らを見て死にそうなほど左馬刻さんが笑ってるが俺は悪くない。




「――――……それで、何でピアスなんだよ」

一「だってよ、恋人ってお揃いとかするだろ??俺ピアスならたぶん無くさねぇからよ」

そう言えば首を傾げつつ耳のピアスを触る。


確かに一郎の喧嘩のことを考えるとネックレスは千切れるだろうしブレスレットも同じ理由で却下。

イヤリングは外れるだろうから消去法でピアス、って訳か。

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