少女の独白 ページ7
その人は、なんだか不思議な人だった。
出会った場所は学校の階段の踊り場、私が足を滑らせて階段から落ちたのを受け止めてくれたのはいいんだけど……。
貴方「……おぉ」
麗「……へぁ!?!?ご、ごめんなさいぃいいいいいい!?!?」
……あろう事か彼に馬乗りになってしまった…。
じ、事故とはいえ凄いことしちゃったよ!?!?
麗「ご、ごめんなさいぃいいい!!」
貴方「……落ち着こう」
パニックになった私に落ち着いてそう言っては、彼は至極落ち着いた様子で私を見上げた。
(……か、カッコいい人…だけど……こういうこと、慣れてるのかな…??)
貴方「落ち着いたか??」
麗「う、うん……ご、ごめんね…」
私が彼の上から降りれば、床から起き上がり首を傾げる。
貴方「怪我がないならいい」
彼はそう言えばその場で立ち上がる。
(……かっこいいなぁ……――――)
緑「麗日さん!!大丈夫!?!?」
立ち上がった彼に見惚れていれば、デク君が声を掛けながら階段を降りてくるのが見えた。
ボンッ!!――――
麗「……!?!?」
大丈夫だと返事を返そうとした瞬間、爆発したような音がすれば彼は何故か女の子に変わっていた←
……ってなんでそうなったの!?!?しかも凄い美人さんだよぉ!?!?←
緑「大丈夫……っうわぁ!?!?」
そんな声が聞こえ顔を上げれば、デク君が階段に躓いて…――――
貴方「…お……大丈夫か少年」
緑「……」
彼…??(←)に突っ込んでは胸に顔が埋まった←
そんなまさに漫画の中での出来事が目の前で起きれば思考が停止する。
麗「……っは!!で、デク君んんんんん!?!?!?」
我に返れば思わず声を上げちゃったけれど、きっと私は悪くない←
緑「……っは!?!?…ご、ごめんなさぁあああああいいいいい!!」
デク君は最初は固まっていたけれど、我に返ればバッと彼から離れ見事な土下座をしてた。
貴方「お、別にいつものことだから気にしては無いんだがな」
緑・麗「いつものことなの!?!?」
(というかその前に女の子の体に変わったのは一体なんだったの!?!?)
ボンッ!!―――
貴方「それが俺の個性だからな」
また音が鳴り、彼が女の子から男の子に変われば、ため息交じりにそう言うも、私たちは驚くことしか出来なかった。
キーンコーンカーンコーン……―――
貴方「…とりあえず、教室に行くか。遅刻する」
彼がそう言ったからとりあえずは解散ってことになったんだけど……。
(どういう仕組みだったんだろう…??)
ラッキースケベ:紅白少年と→←ラッキースケベ:少女と緑の少年と
198人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゼロ(プロフ) - 談さん» あれ?またいる… (2019年10月13日 15時) (レス) id: 75173a0bdb (このIDを非表示/違反報告)
ちょこきゃらめる - うむ。ご馳走さまでござる( ˙-˙ ) (2018年12月23日 8時) (レス) id: 9446a19fb8 (このIDを非表示/違反報告)
鬼灯弔銀時晋介丁 - ありがとうございます人( ̄ω ̄)貴方は神だ。 (2018年7月30日 4時) (レス) id: 7bc9a154f5 (このIDを非表示/違反報告)
談 - 地面に頭擦り付けて歩かないといけない人が堂々と歩いてる姿勢尊敬します。 (2018年7月21日 2時) (レス) id: f1972ab3b6 (このIDを非表示/違反報告)
華 - 暇で幸せそうで何より (2018年7月21日 2時) (レス) id: 17d3fc92fa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:@黒 | 作成日時:2018年6月20日 0時