何でも屋と奇術師 Ⅱ (ページ20)

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40話ページ20

クロロ「それで、ウヴォーの居場所はわかるか？」

衝撃、動揺、驚き、彼を失うかもしれない焦り、痛み...

入り乱れた感情を正すよう、クロロが尋ねた

貴『っ...

ん、とね...

円の範囲内にいたらわかるけど、今の状態じゃ広すぎて時間かかるかなぁ。

もうちょっと絞らないと...

シャル、どうやってウヴォーは鎖野郎探しに行ったの？』

シャル「ノストラードファミリーが借りてるホテルを３ヶ所、しらみつぶしに探すって。」

貴『そう。

そのリスト、もらえる？そこから探していこう。』

リストに載ったホテルを地図と照らし合わせ気配を探っていく...

貴『あ、ここだ』

ノブナガ「いたか！！」

貴『ううん。いない。

人が倒れてる。ウヴォーがここに来たのは確かだね。』

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フィン「おいおい、この建物まで円で覆えるのかよ...」

マチ「詳しくは知らないけど相当遠くまで広げられるらしいよ」

フィン「...まじかよ。」

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貴『おそらく、だけど

ホテルに倒れてる構成員に居場所を聞き出したんじゃないかな？』

シャル「じゃあ...」

貴『うん。私たちがつかめる情報は無いね...』

申し訳なさそうに事実を伝えた

シャル「どうすれば...」

･

貴『...』

手詰まり、それが旅団全員の頭によぎった

貴『シャル、

ヨークシンのホテル、全部場所リストアップしてくれる？』

シャル「え？まさか...」

貴『ひとつひとつ、しらみつぶし！』

シャル「はは、まいったな。

オーケー、今すぐやるよ！」

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それから数時間、皆無言でAを見つめる

帰ってこないウヴォーギンが見つかるのではないか、と

不意に口を開く

貴『あ、いた！』

全員「「！！」」

ノブナガ「どこだ！！？」

貴『いや、ウヴォーじゃなくて...』

フィン「？？」

貴『ネオンっていう子。

ノストラードファミリーで...

あぁ、シャル、このホテルの利用者リスト出してくれる？』

トントン、と地図上でホテルを指さす

シャル「うん！今すぐに！！」

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シャル「A」

お待たせ、とリストを手渡す

フィン「何探してんだ？」

貴『んー、とね...』