伝導者一派？どう見たって違うだろうが【文スト×炎炎ノ消防隊】

無能力者 ページ5

＊




『…無能力者、ですか…異能も、第二第三世代能力も

持ち合わせない者、という事ですよね?』


他の隊とは全く違う…大隊長が無能力者ということ…


鴎外「そうだよ、そしてこれが第8の資料だ」


そう言って資料を差し出された。

否だからいつ調べた報連相大事よ?

まあ､それは置いといて目の前にある資料を手に取り目を通す


『秋樽 桜備…能力…無し…悪魔…!!森羅 日下部…

かの噂で有名な悪魔サンも第8所属ですか…

異例を詰めて煮込んだような特殊消防隊ですね…』


鴎外「そこに君が入るんだ何も可笑しくは無いだろう?」

成程､流石は首領だそこら辺も厳選してくれたんだな…


『ですが聖陽教徒でもない私に皇国や太陽神に忠誠を誓い

黙祷をしろと?ここは浅草と同じく原国と呼ばれている

魔都ヨコハマですよ?そこの住民である私は皇国や太陽神に

忠誠を誓うつもり何ぞこれに関しては一切御座いません

全ての忠誠は首領に捧げたつもりに御座います』


両手で大きなバツを作るこれは妥協しかねるぞ!!


鴎外「嬉しいことを言ってくれるね、勿論そこらの問題も

話し合って決めたよ、最初は第7か第8かで迷ったんだけどね

第7は我々と同じく原国主義者だし、大隊長も特殊消防隊最強

と呼ばれているからね、けれど皇国まで少し距離があるし

行動の範囲が限られる、そして無能力者である桜備くん

の方が負担は少ないと判断した結果だよそれに名乗り方も

姓・名で構わないし黙祷や忠誠も誓わなくていい、

皇王に対する無礼な態度も許してくれるらしい

但し、周りには言わないからどんな目で見られても

知らないらしいけどね」


『首領のそういうところ、本当尊敬します』

周りの目が何だって?上等じゃやってやんよ


『ですが首領、1番大きく大変な問題が御座います』


静かに言う、これを解決しないと皇国に行く事が出来ない


鴎外「…何だい?言ってごらん」


『姉様をどうするおつもりですか?』


鴎外「…あ…」





紅葉「絶対にダメじゃ!!」


鴎外「そこを何とか!お願いだよ紅葉くん!」


紅葉「ダメなものはダメじゃ!あの皇国に長らく半年以上も

Aを寄越すなどAが穢れるに決まっておろう!」


中也「穢れるほどAは綺麗じゃねぇだろ」

『何か?』

中也「ナンデモナイデス」


『お願いします姉様、組織の為にも

行かなければならないのです、どうかこの勝手な妹を

お許しください、どうか行く事の許可を下さい』





＊

許可→←信用できるのか

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す