浦島坂田船の冒険4〜魔王そらまふと決意のプリンセス〜

107 あるふぁきゅんとクプラさん ページ7

A side








あ「……！クプたん……！」






そう、そこに立っていたのは、クプラさんだった。







さっきの水魔法はクプラさんが出したらしい。







坂「さ、さっきの敵！？」




う「…いや、Aたちを守ったからたぶん…。」




セ「味方してくれるんかな…？」








ごにょごにょ話しているうらたんたちを無視して、クプラさんはドラゴンに向き直った。







ク「急いでるんでしょ？早く行きなよ。炎の咆哮からは僕がさっきみたいに美しく守ってあげるからさ。」







今さっきまで敵だったのに、その背中はたくましく見えた。







あ「…ありがとう…！非リアトゲトゲ童貞……！」




ク「そこはちゃんと名前で呼んでくれる！！？」




あ「さ、急ごうA！」




ク「無視ィ！！？」









激しくツッコミをするクプラさんが見えないかのようにスルーするあるふぁきゅん。







A「いいの、あれ…。」



あ「ん？ああ、別にいいよ。日常茶飯事だし。」







日常茶飯事なの！？


クプラさんいつもお疲れ様です…。←









…









……でも確かに…






わちゃわちゃやって笑ってる方が、二人らしいな。








あ「…………何、急に笑って。」



A「いやぁ、なんでもない！」







なんだか微笑ましいなって思っただけ。



…というのはやめておいた。

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