その8 ページ8
なんか、重い…
えっ身体が動かない…
目を開けると…
なにこれ！？
若武は私を抱きしめてる…
黒木君は後ろから抱きついているし…
上杉君は上から私の顔の両脇に手を置いてるし…
遠くから小塚君が顔を真っ赤にしながら見てて、翼はニヤニヤしてるし…
しかも！！皆元に戻ってる！？
「ね、ちょっとどいて‼」
「アーヤ…むにゃむにゃ」
「立花…」
「お姫様…」
もう、顔が熱い…
「翼、助けて！」
「耳に声かけるとすぐ起きるよ」
むぅ…意地悪。
悪巧みしてるな…
でも、早くどいてもらいたいし…
まずは…黒木君かな。
「黒木君…起きて…ね？」
「もっといって、お姫様。」
「あ‼黒木君、起きてるでしょ‼」
「黒木君…お願い。」
「お姫様の頼みでも、他の奴らが抱いてるから駄目。」
「お願い…黒木君…」
「やれやれ、しょうがないな。」
次だ‼若武を起そう！
若武、起きて！
「アーヤ…」
寝ぼけてる！？
若武の私を抱きしめる力が強くなった。
私は若武の見た目よりも厚い胸に包まれた。
いつもより顔が近くにあってドキドキする。
「ねっ！若武‼起きて！」
若武が、やっと目を開けた。
そうしたら、その途端顔が完熟トマト状態に‼
「わっ、ゴメン‼」
若武は離れたけど…上杉君が…
あ、目を開けた…よかった。離れてくれる…
と思ったのはつかの間だった。
「立花…」
そういって、顔を近づけてきた。
えっ！待って…逃げられない…
「はい、しゅーりょー」
翼が、上杉君を私から引き剥がす。
「何してたんだ、俺…」
寝ぼけてたんでしょ
「だいじょーぶ？上杉君…」
「…ああ…」
扉があいて、忍が勢い良く入ってきた。
「あ、皆戻ったな！
あのお茶は、風邪薬の成分を入れたヤツだったみたいだ。
それにウチの祖先が若返りのまじないをかけたらしい。
ま、一眠りすりゃ治るってさ。」
「「「「「はあ！？」」」」」
…今日は、心臓に悪い1日だった…
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月 - 更新ありがとうございます。おかげで、ワクワクが止まりません！（笑） (2019年4月1日 16時) (
レス) id: 422ad37742 (このIDを非表示/違反報告)
真琴 - いま、翼のを作成中です。しばしお待ちを！ (2018年3月5日 15時) (レス) id: 33240e3dd6 (このIDを非表示/違反報告)
真琴 - みなさん、ありがとうございます！ (2018年3月5日 15時) (レス) id: 33240e3dd6 (このIDを非表示/違反報告)
もけ - すごく面白いです!!! これからも更新頑張ってください！！ (2018年2月3日 13時) (レス) id: cddbd5d41f (このIDを非表示/違反報告)
真琴 - 英子さん» あたりです！あと、すごくうれしいです！これからも頑張ります！ (2018年2月2日 19時) (レス) id: 29f0c0da87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真琴 | 作成日時：2017年5月28日 21時
