No.6 ページ7
日付が変わり内心びくびくしながら学校に向かうと、ラッキースケベなんて起こらず案外平和に過ごせた。
あっという間に放課後になって真っ直ぐ家に帰っていると、ちょうど公園を通りかかった時にすすり泣く声が聞こえた。
そこには小さい女の子がポロポロと涙を流していた。
「グスッ、おにいちゃ……」
このまま放っておけなかったので優しく声を掛けると何故か女の子にピタッとくっつかれて離れなくなった。
その子はマナちゃんといって上にお兄ちゃんとお姉ちゃんがいて、買い物の途中でその子達とはぐれてしまったようだ。
ただひらすら頭を撫でるしかできなかったけど、不安なのか更に強く抱きしめられた。
『一緒に探しに行こっか』
「うん…!」
ギュッと手を握られたので大丈夫の意味を込めて握り返した。
すると焦った表情をした短髪で四つ眉の男の子がやってきた。
「マナ!!!」
「ッおにいちゃん……!!」
二人が抱き合っている様子を見てほっと安堵の胸をなでおろす。
男の子の後ろからマナちゃんに似た女の子もマナちゃんを見て安心した顔つきに変わる。
「すんません。マナの面倒見てもらって」
『いえいえ、お気になさらず』
「マナ迷惑かけてないよ!お姉ちゃんギュってしてくれてね、頭撫でてくれたの!お姉ちゃん柔らかかった!」
「おいマナっ!」
男の子は慌ててマナちゃんの口を塞いだ。
マナちゃんの素直さに思わず苦笑いすると、マナちゃんのお姉ちゃんがトテトテと近づいてきてギュッとくっつかれた。
「ルナ美人好きー!」
「マナもー!」
「おいおい…」
可愛い女の子二人に抱き着かれてほっこりしていると、お兄ちゃんからお𠮟りを受けたマナちゃん達は不貞腐れながら離れた。
「ほら帰るぞ」
「じゃあねー!お姉ちゃん!」
「バイバーイ!」
私は三人の姿が見えなくなるまで手を振り続けた。
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こんなに評価されるなんて思わなかったです…
順位もついてて目ん玉飛び出ました。
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れな(プロフ) - めちゃくちゃ好きです、、続きみたい、、文才が天才すぎます、、お時間ある時に更新してもらえると嬉しいです、、あと個人的なお願いですけどドラケンと沢山絡ませてもらえたら嬉しいです、、完結までついていかせてください!! (2023年2月16日 14時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
渚 - ゴメンナサイ、冗談です。調子に乗ってすみませんでした (2022年1月1日 16時) (レス) id: 689f1d0164 (このIDを非表示/違反報告)
ttakedasaki0906(プロフ) - 半間くんも登場しますかね!?続き楽しみに待ってます!! (2021年11月30日 23時) (レス) @page17 id: 732dff87b6 (このIDを非表示/違反報告)
渚 - 神らぁー!もうやめて!渚のライフはゼロよ!ついでにだれかぁー!オレの作品もこれくらいにさしてぇ!!梵天の可愛い可愛いボス【マイキー成り代わり】ってやつ!作者さんの宣伝したいレベル!作者さん!宣伝していいですか!? (2021年11月29日 18時) (レス) @page16 id: bf8590d0f6 (このIDを非表示/違反報告)
かかし(プロフ) - 朋香さん» コメントもして下さりありがとうございます!!そう言って貰えてめちゃめちゃ嬉しいです(*´ω`*)早めに更新できるよう頑張ります! (2021年11月28日 16時) (レス) id: 74dd41cf27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かかし | 作成日時:2021年11月18日 1時