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No.11 ページ12

学校が見えてきたと思ったらまたもや急に千冬が立ち止まった。

何だろうと思い前を見ると、そこには黒髪を七三分けにして眼鏡をかけている人がいた。


「千冬じゃねーか」

「場地さん、おはようございます!」

「はよ。後ろのソイツはお前の嫁か?」

「ちっ違いますよ!」


二人が何やら話し込んでいるが私はその人とどこかで会ったような気がして必死に記憶を辿っていた。


ん……?千冬、さっきこの人のこと場地さんって言ってなかった!?

すると、眼鏡の人がふとこちらを見た。


「あ?おまえ確か…あん時の女じゃねーか」


眼鏡をずらしてこちらを見る目は、あの時助けてくれた場地さんと同じ目だった。

そしてこの人が場地さんであることを認識するとともに、数々の迷惑を繰り広げたあの日の記憶が頭に浮かんできた。


『そそそそその節は申し訳ございませんでした!』

「は!?おまえ場地さんになにやらかしたんだ!」

「千冬ぅそんなにコイツを睨むんじゃねぇよ」


あれはオレも悪かったしなァ、と場地さんは頭を掻きながらそう言った。

どういうことか説明しろと圧をかけてくる千冬に思わず後ずさった。

気まずくて千冬の顔が見れずにあの日起きたことを話す。


『実は、場地さんにガラの悪い人達から助けてもらいまして…』


そのあと、発動しちゃって、


そう言うと千冬の身体がピシッと固まった。

彼はだんだん顔を青くして首をロボットのように動かして場地さんの方を向いた。


「オレがこいつの胸触った」

『場地さん!!?』


場地さんは顎をくいと私に向けてそう言い放つ。

千冬はそれを聞いて頭を抱えたまま地面に屈んでしまった。


『実はそのことなんですけど、』


恩人である場地さんにその日私がしでかした事の発端を慌てて説明した。

_______________________________


「お前のその体質が原因でああなったワケか」

『はい』

「なるほどなァ」

『信じてくれるんですか?』

「お前の話聞いて納得はした」


腕組をした場地さんに大変だなといった同情の目を向けられた。

さっきから一言も喋らない千冬の顔はまだ青いままだ。
体調が悪いのかと聞くと沈んだ声で「大丈夫」と小さく呟いた。


すると、ふと場地さんに呼ばれた。


「おまえ、名前は?」

『へ?佐々木Aですけど…』

「A、





オレも、おまえのその体質治すのに手ェ貸してやる」




ここら一体に千冬と私の驚きの声が響き渡った。

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れな(プロフ) - めちゃくちゃ好きです、、続きみたい、、文才が天才すぎます、、お時間ある時に更新してもらえると嬉しいです、、あと個人的なお願いですけどドラケンと沢山絡ませてもらえたら嬉しいです、、完結までついていかせてください!! (2023年2月16日 14時) (レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
- ゴメンナサイ、冗談です。調子に乗ってすみませんでした (2022年1月1日 16時) (レス) id: 689f1d0164 (このIDを非表示/違反報告)
ttakedasaki0906(プロフ) - 半間くんも登場しますかね!?続き楽しみに待ってます!! (2021年11月30日 23時) (レス) @page17 id: 732dff87b6 (このIDを非表示/違反報告)
- 神らぁー!もうやめて!渚のライフはゼロよ!ついでにだれかぁー!オレの作品もこれくらいにさしてぇ!!梵天の可愛い可愛いボス【マイキー成り代わり】ってやつ!作者さんの宣伝したいレベル!作者さん!宣伝していいですか!? (2021年11月29日 18時) (レス) @page16 id: bf8590d0f6 (このIDを非表示/違反報告)
かかし(プロフ) - 朋香さん» コメントもして下さりありがとうございます!!そう言って貰えてめちゃめちゃ嬉しいです(*´ω`*)早めに更新できるよう頑張ります! (2021年11月28日 16時) (レス) id: 74dd41cf27 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かかし | 作成日時:2021年11月18日 1時

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