第10話 ページ11
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Aside
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無事に到着し、シスイが休憩に入るまで少し小屋の中で休ませてもらっていた
そしてずっと来る途中にシスイにこの事を話してもいいのか迷っていた
きっと話せば親身に相談に乗ってくれる……でもシスイをややこしい事に巻き込んでしまう気がした
うちは一族の危機から、身近なイタチやシスイを巻き込みたくないと強く思うようになった
できれば1人で解決したいなんて考えていると懐かしい声が聞こえた
シスイ「久しぶりAねぇさん。待たせてごめんね、突然どうしたの?」
『あ、いや、久しぶりにシスイと話したくなっちゃってさ〜!元気にしてた?』
3年前とは変わり、身長がだいぶ伸びていた。イタチといい私よりも大きくなるなんて……
シスイ「とっても元気だよ!ねぇさんも変わってなくてホッとした」
体はがっちりとしてたくましいのに幼い頃から持っているかわいらしい顔立ちは変わらない
それから昔の話や私がいなかった時の話など、たわいもない話を続けて、私は万華鏡写輪眼について切り出さないでいた
『ねぇシスイ……私が知らないうちにとても変わってしまっていたらどう……思う?』
シスイ「ねぇさんが変わってたらかー……想像できないけど優しい性格はブレないんじゃないかな!」
少し照れて頬をぽりぽりとかく
聞いたのは自分自身のくせに直球で言われるとやっぱり照れる
シスイ「俺もイタチも、フガクさんも一族のみんなはAねぇさんに伝えきないぐらい感謝してる……だから多少変わってしまったとしても誰も責めないよ!」
だから安心して?と、向けられた笑顔は信頼できる大好きな顔で、やっぱり万華鏡写輪眼のことは話さなくてよかったと心のどこかでホッとした
「シスイさん!」
シスイ「すまない、すぐ行く!
じゃあ仕事に戻るね、ゆっくりしてから帰ったらいいよ、じゃあまたね」
昨日からの疲れが回ってきたから、お言葉に甘えて明日帰ろうかな〜!
そばにあったイスを二つ並べて、その上に小さくなって横になる
するとすぐに眠気が襲ってきて、気づけばあれほど悩まされた夢に再び引き戻されていた
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シスイ「どうした?」
「3時の方向から暗部のはたけカカシがこちらに向かってきています!」
シスイ「カカシさんなら大丈夫だ。多分Aねぇさんを迎えにきたんだ」
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かな(プロフ) - とても好きな世界線です…‼︎応援しています! (2022年4月14日 7時) (レス) @page4 id: a32747b1ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナツ | 作成日時:2020年10月16日 18時