6話 - カカシside ページ25
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A様を送り届けて 、自宅のベッドで寝転がり 、天井を見つめていた 。
《 もうAって呼んでくれないの？ 》
さっきの彼女の言葉が 、頭の中を支配する 。
Aとは 、幼い頃から知り合いだった 。
伝説の三忍である綱手様の一人娘 。
血筋の所為か 、幼い頃から優秀で 、周りからは少し浮いていたように感じた 。
「 A 」
『 カカシ！！ 』
名前を呼べば 、尻尾を振る犬の様に 、屈託のない笑顔で俺に飛びついてくる 。
可愛い妹の様に感じていたAを 、異性として意識し始めたのはいつ頃だったのか…
いつもと同じ様に抱き着かれているのに 、顔に熱を感じて 、胸が高鳴って 、いつもは背中に回す腕を回せなくなっていた 。
「 カカシってA様のこと好きなのか？ 」
「 は…？ 」
オビトの一言が 、決定打だったと思う 。
ああ 、俺はAの事が好きなのか 、と 。
妙に一人で納得して 、自分の気持ちを自覚した 。
それと同時に 、俺はAと距離を置き 、Aと呼ぶのを辞めた 。
『 何でカカシまでみんなと同じ様に呼ぶの？わたしは偉い人じゃないのに！！ 』
そう言って怒るAに 、何も言わなかった 、言えなかった 。
俺のことを兄の様に慕ってくれるているAに 、邪な感情を持った俺が側にいてはいけない 。
そう思って 、少しずつ距離を置いていった 。
いつしかAはなにも言わなくなって 、気付けば里で姿を見る事もなくなっていた 。
後々 、旅に出たのだと人伝に聞いて知り 、俺は酷く後悔した 。
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yu-ri(プロフ) - この作品とても大好きです！カカシ先生大好きなのでさらに嬉しいです〜〜！更新楽しみにしてます (2018年1月14日 23時) (
レス) id: 768b23628b (このIDを非表示/違反報告)
みー - 続きまってるよ(^-^)/ (2017年8月28日 15時) (レス) id: 5b325b9c55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：虎々 | 作成日時：2017年8月25日 23時
