3話 - �� ページ12
.
『 木の葉丸 、どうせ暇でしょ？ちょっと付き合いなさいよ 』
「 どこ行くんだ 、コレ？ 」
木の葉丸を連れて向かった先は 、火影岩の上の展望台 。
気付けばもう夕方で 、夕陽が里を赤く染めている光景がは 、とても美しかった 。
『 木の葉丸 、おじいちゃんのお葬式 、行けなくてごめん 』
「 っ…いいんだ 、コレ… 」
自然と口から出た謝罪の言葉 。
三代目のことは本当のおじいちゃんの様に慕っていたのに 、最後に会ったのは 、もう何年も前 。
人の死は 、いつも突然だ 。
わたしの父親も 、わたしが生まれる前に亡くなった 。
ママは父の話には触れないし 、わたしも聞かない 。
父のことは 、写真と記録でしか知らない 。
時代が悪かった 、争いが父を殺したのだ 。
でも今回のおじいちゃんもは 、平和な筈のこの里で 、一人の欲深い者に殺された 。
大蛇丸 、嘗てのママの仲間であり 、おじいちゃんの部下だった者に 。
「 姉ちゃんは 、ジジイのこと忘れないでやって欲しいんだ 、コレ 。里のみんなは 、忘れちゃうかもしれないけど 、姉ちゃんは 、姉ちゃんは…ジジイのこと大好きだろ？ 」
『 当たり前よ 、忘れる訳ないじゃない 。それに 、里のみんなだって 、誰一人忘れる訳ないわ 。わたしのひいお爺様 、初代火影からずっと受け継がれてきた火の意思は 、木の葉丸や 、わたしや 、今この里で生きている全ての人がちゃんと受け継いでいくんだから 』
木の葉丸に言いながら 、自分に言い聞かせた 。
わたしは 、わたしなりにこの里を護ると 、この夕陽に誓った 。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 412人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
yu-ri(プロフ) - この作品とても大好きです！カカシ先生大好きなのでさらに嬉しいです〜〜！更新楽しみにしてます (2018年1月14日 23時) (
レス) id: 768b23628b (このIDを非表示/違反報告)
みー - 続きまってるよ(^-^)/ (2017年8月28日 15時) (レス) id: 5b325b9c55 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：虎々 | 作成日時：2017年8月25日 23時
