姉ちゃんちょっと待って僕もう17歳だよ！？【カノ】

強引すぎる…　1 ページ21

カノside


いったいなんなのさ、こんな朝早くから呼び出すなんて…。
眠いったらありゃしない……。


突然夜中に姉ちゃんから電話がきて、
「明日、朝五時にいつもいってるスーパーに来て！！」
と突然言われ、色々と聞こうとする前に一方的に電話を切られてしまった。



姉ちゃんは泊まり込みの仕事に出ている。


カノ「って、いないし……」

メールしておこうと思い、タッチパネル式の携帯を立ち上げ、メールを打とうとした瞬間。

後ろから、名前を呼ばれた。


貴方「しゅーやー！！こっち！！」


カノ「姉ちゃん！！」


姉ちゃんは車に乗っていて、僕を手招きした。
そちらへと歩いていくと、突然ドアが開いて、中に引きずり込まれた。


カノ「ちょっ！？なんなの姉ちゃん！！？」


貴方「撮影を手伝ってほしいの！！」

カノ「はぁぁ！！？」


撮影ってなんだよ！？



貴方「突然相手役がこれなくてさぁ…人いないから、修哉を呼ぼうかという話になってね」


マネ「ごめんなさい、カノさん。顔は出さないから、ちょっとだけ手伝ってくださいませんか？」


カノ 「え、いや……。
ってなんで僕なのさ！！身長こんなちっちゃくていいの！！？」


貴方「問題ない！！小さい人がいなくて、困ってたから！！」



あ、なにそれ。
僕に対する嫌味ですか…？


貴方「今回の写真集のお題がね、天美×ショタってやつで…ヒビヤくんでもよかったけど、小さすぎるってことで、修哉になった！！」



カノ「小さい小さい言わないで……」


貴方「あ、ごめんごめん…！！
ま、そういうことだからいいよね！？いいね、うん。よし決定！！


撮影現場に直行して！！」




マネ「ありがとうございます、カノさん。助かります…！」


カノ「へ……？」




ねぇ、いくら何でも強引過ぎない？


僕、一言も撮影するなんていってないからね！？

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