姉ちゃんちょっと待って僕もう17歳だよ！？【カノ】

猫になっちゃった件について　4 ページ19

カノside


セト「それにしても、カノ可愛いっすねぇ」

カノ「嬉しくないにゃ…！
セ、セト…僕思ったんだけど…男として何かを失っている気がするにゃ……」


セト「ま、まぁいいじゃないっすか！可愛いっすよ？猫耳カノ！！
滅多に見れないっすもん！」


あのね、セトくんさっきから色々ブスブスと刺さってきてるんだ…。
男にとって可愛いは誉め言葉じゃないでしょ！？


セト「ホントにはえてるんすか？」


カノ「ぎゃ！触るな！！」


セト「おお、すっごいさらさらしてて気持ちいいっすね」


カノ「………？」


あれなんだろ…。すごく心地いい。


セト「カノ？目がトロンとしてるっすよ？
もしかして、気持ちいいっすか？」



カノ「う、うん。ちょっとだけ」

セト「そうっすか！じゃあ、カノごろんっす！」

カノ「ゴロン？わっ！」


いやいやいや、なんで僕セトに膝枕されてるの！？
おかしいでしょ！？


はたからみれば付き合ってるみたいだよぉ……。


勘違いしないでね！？
僕はそっち系の人じゃないから！！僕は健全で、女の子がすきな男だよ！？


カノ「なんか、はずかしいにゃ…」


セト「そうっすか？俺はなごむっす」


しばらく撫でられていると眠くなってきてしまった。

セト「ふふっ、可愛いっすね」


カノ「んぅ……」

ああ、やばい寝そう。


そんな僕を見て、微笑みながら頭を撫で続けるセト。


そのうちに意識がどこかにいってしまい、そのあとのことをまったく覚えていなかった。




なんかわりと、猫もいいかもな……。

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