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第6話 ページ7

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「じゃあ、とりあえずAちゃんの部屋の家具とか揃えに行きましょ〜」
「へ?私の部屋…ですか?」






ぐぐーっと伸びをしたセンラさんが突然そんな事を言い出す。







「いくら何でも僕らと同室はキツイやろ?着替えとかもあるやろうし。」





と言われ、それもそうかと思わず納得しそうになる。






「じゃあ街へ行くん?家具屋さんなんてあるん?」
「あ、一応町外れの方にありますよ。」
「んじゃあ、町外れまで行くか〜運動がてら。」
「え、うらさんさっき運動してなかった…?」
「え、うらたさん…ゴリラになるの……?」
「ちょっと志麻と坂田黙れ。」





うらたさんと志麻さんと坂田さんが言い合いつしつつも、船を降りようとする皆さん。






「えっ!部屋は全然同室でいいですし、寝るところも雑魚寝でも構いません!着替えの時だけ空き部屋で着替えさしてくれればそれでいいので!!!」





思わずパシッと誰かの腕を掴んで引き止めてしまった。パッと顔をあげると目を見開いた志麻さん。どうやら掴んでいたのは志麻さん左腕だったようで。



「流石にそれはあかんと思うで?Aちゃん。空き部屋やったらあるしそこ使ったらええやん。な?」
「それでも皆さんにご迷惑をかけるわけには…」「まぁ何にせよベッド買いに行かんなあかんね。女の子を雑魚寝させる訳にもいかんしねぇ…。」






んーと考えるように呟くセンラさん。それでも私の為にわざわざベッド買ってもらうのはなぁ。






「あっ、でもベッドなら住み込みで働いていたお団子屋さんのところにありますから買わなくても大丈夫ですよ!?」
「それどうやって持ってくるんだよ。」






あっ。…そうだ。どうやって持ってこようかな。店主さんにもなぁ、どうやって説明しよう。






「……Aちゃんって抜けてるんやね。」
「坂田には言われたくないと思うんやけどなぁ……」
「何やとぉ!?!センラ!!」
「お前らうるせぇ。」

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作者名:LieN | 作成日時:2016年10月16日 18時

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