金髪美女の海賊 6

航海205日目 ページ3

side you


『そういえば、私副船長さんに会ったことないけど、どんな人なん？』
船「ん？あぁ会う前に別働隊作ったもんな。美人な人やよ。あと、強い」
し「へぇー、会いたいわ」
さ「想像つかへん」

訓練してない組と話していると他の船員と話をし終えた皆が来た

浦「何の話だ？」
さ「副船長さんの話ー」
島「あぁお前ら会ったことないか」
し「この船で私ら以外に副船長さん知らん人っておらんの？」
坂「居ないんじゃない？」
う「そうなのね」

そういえば別働隊作ったのいつなんだろ？

『別働隊作ったのって何時なん？』
浦「何時だったかな？結構前だぞ」
島「2年前か？確かそんなもん」
し「2年前って…」

私らが国を出た年

さ「私らと会ったのもそんなもんやな」

それと…

う「海軍が買収された年ね」
『海軍だけやないで？陸軍も…否、軍隊全部が買収されとる』
坂「マジで？」
船「やから海だけや無くて世界全体の治安が悪くなったんやな」

もしかしたら、買収はもっと前から計画されてたんじゃ？
世界朝廷の革命派と何か関係してる？

そうなら、国盗りをしてる海賊同盟とも何か関わりがあるかも？

その海賊同盟を結成させた海賊を倒せれば何か分かるかもしれない

う「理由は分かったわ。けど、貴方達って生粋の海賊でしょ？そこまでする必要は無いんじゃない？お人好しが過ぎると言うか」
坂「そうでも無いんよ」
し「今まで見てきたやろ？治安が悪くなると食料や他の材料が国から減る」
さ「そうやな…大変そうやった」
船「それが全ての国で起きたら？航海なんて出来ひんやろ」

うらたんの時に会った人は違う気がする

し「…子？せん子？」
『うん？』
し「何回も呼んでたんやけど？」

考え込みすぎて話聞こえなくなってた
さっき迄はちゃんと聞いてたんやけどな

『ごめんごめん。えーっと…？』
う「何を考えてたの？って」

結成させた海賊…
これは革命派の王族が居る所の貴族がやってると考えていい

話していいの？
ダメだ、言えない…

『特に考えてた訳じゃないけど』
浦「嘘だな」

どう誤魔化すかな…

『大した事や無いよ。ただ、この問題をどうにかしたいんなら、うらたん。またあの人に関わることになるよ。きっと』

駄目だって！
誤魔化せてないし、唯の脅迫だよ！

浦「…確信に近いな」
『うん』

あ、何とかなりそう？

もしかして、本当にどうにかするみたいな話してたのかな？









To Be Continued

航海206日目→←航海204日目

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す