時の探偵は怪盗キッドの・・・・恋人でした！？（名探偵コナン）☆月宙早苗★と♪雪夜さん♪

第１２話言えない真実言いたいキモチ。[貴女side](ver.雪夜) ページ15

A「おはよーっ!」

色々気負ってるのも面倒くさいし、
明るく元気にいつも通りに。
そう自分に言い聞かせて教室のドアを勢いよく開けた。

「あ、おはよー」

「怪我大丈夫??」

A「うん。当分包帯巻いてなきゃダメだけど大丈夫ｗ」

そう言いながらちらっと快斗の席を見れば、

快斗＆A「!!」

お約束と言わんばかりにばっちり目があった。

快斗「よ、A。おはよ」

A「お、おはよ…」

昨日の”アレ”を全く気にしていない爽やかな笑顔に
何故か息が詰まって、挨拶がいつもとは全然違う小さな声になってしまった。

快斗「とりあえず後遺症とかがなくてよかったよ。」

A「…うん。ありがと」

あの後、
私を抱えたまま学校を飛び出した快斗が一番近い病院まで運んでくれて
治療とかにも立ち会ってくれたんだよね…

そういえば春雨君ってあの時かなり動転してたんだなぁw
そう唐突に思い至ってこそばゆい感じになる。

"海警「黒羽君、Aを病院に連れて行ってくれ！！
　 俺も行きたいが、殺人事件だ・・・
　 Aを、頼んだ・・・！」"

なんて言ってたけど、実際四限目にもなってなかったんだし
民間人に授業サボらせようとするなんていつもの春雨君じゃありえないもんww

我慢しきれずに笑ってしまう。

A「……心配、してくれたんだね」

春雨君。
ありがとう。

快斗「…っ」

A「快斗も断ってくれてもよかったのにww」

春雨君にそそのかされる事なかったんだよ…?

快斗「…バーカ。ほっとけるわけねーだろ」

そんな、言い訳するみたいに目線を下げて頬を掻きながらの小さな返事。

その指の隙間から覗く頬が
ほんのりと赤く染まっているのを見つけたその時…

A「…!?」

鼓動がうるさく鳴り響いて
気を抜けば叫びだしそうなほどの感情の昂りの波に襲われた。

嬉しくて楽しくて幸せで楽しみで

そんな温かい感情で、心が埋め尽くされていく。

あれ?
なんでだろ??
前は、こんなキモチにならなかったのに…

A「…快斗……」

だから、今のキモチを正直に貴方に伝えたい。

快斗「なんだよ」

まだ視線を逸らしたままの快斗に

A「ありがとう。
貴方のおかげで私は…

……今、すごく幸せ…!」

私はホントのキモチを伝えた。

いつか、こんな風に快斗に

ホントの事、伝えられるようになりたいな…

__
遅れて＆gdgdなのばっかですみません。
次は快斗sideです。

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