Last Goodbye ページ12
Ink「…君達は【Player】の都合でここに無理矢理連れて来られたことに変わりはない。…そろそろ、元の世界に戻らなくちゃね。」
「俺的にも、色々厄介になっちゃう」と言いながらインクは空の瓶を3本用意した。
Ink「…俺が持ってるこのインク瓶。
この中のインクは、全てのAlternate Universeの存在を形にしたものなんだ。…結構大事な物さ。」
インクは、Alternate Universeの守護神。
…本当なんだなと思った。
フリスクが少し複雑そうな表情をした。
ずっと黙っていたAも、悲しそうに微笑んだ。
Ink「…【Player】も、楽しませてくれてありがとうってきっと言ってるさ。君達は不愉快だろうけど。
…ちょっとは、退屈しのぎになったんじゃない？」
インクは瓶を骨でカリカリ触りながらそう言った。
そして、瓶を俺達に向けた。
Ink「………また、会えるといいね。
俺は、君達のこと、ずっと見てるからさ。」
フリスク「……自分も、見てる。」
A「振り回しちゃってごめんな。【Player】にももうこんなことしないよう、伝えておく。」
3つの瓶がキラリと光る。
Ink「………………じゃあ、また。」
俺はキラーとホラーの方を見た。
Kサンズ「…なんだかんだ最後まで振り回されちゃったじゃん。」
Hサンズ「………へっ、俺達は所詮そんなもんだよ。」
2人とも不満げにそう口にする割には、表情は柔らかかった。
「…また会えるといいな。」
K＆H「………こんな会い方は二度とごめんだ。」
「本当だな」と、俺も笑って返す。
辺りが白く輝いた。
もう、インク達の姿は見えなかった。
俺は目を瞑った。
…どこかに落ちていく感覚がした。
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ベクトル(プロフ) - 生茶さん» コメントありがとうございます！特に気をつけて表現した部分なのでとても嬉しいです…！ (2022年9月8日 16時) (
レス) id: d2ab233ccc (このIDを非表示/違反報告)
生茶 - こちらを見透かしているような表現が面白かったです！読んでてニヤリとしてしまいました！ (2022年9月7日 23時) (レス) @page14 id: 34e4e8ddc1 (このIDを非表示/違反報告)
ベクトル(プロフ) - Makaron settoさん» コメントありがとうございます。楽しんでいただけてとても嬉しいです！ (2022年8月14日 14時) (レス) id: d2ab233ccc (このIDを非表示/違反報告)
Makaron setto(プロフ) - 完結おめでとうございます!変わったようなジャンルでとても面白かったです! (2022年8月14日 11時) (レス) @page14 id: 65e676b86a (このIDを非表示/違反報告)
ベクトル(プロフ) - いつもコメントして下さって、ありがとうございます…！これからも執筆活動頑張ります！ (2022年8月6日 16時) (レス) id: d2ab233ccc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ベクトル | 作成日時：2022年7月31日 15時
