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「雨、止まないね」




梅雨の時期というのもあって、一度降り始めるとなかなか止まない雨。




「……あぁ」




家に帰ってもひとりぼっちの部屋に虚しく雨音が響くだけ。



その事を思うと、できることならこのまま快斗のそばにいたいと願ってしまう。





「泊まってくか?」




快斗の澄んだ声が響いた。



内容を理解するのに数秒、いや数十秒……もっとかかったかもしれない。




「……へっ!?」



「っああいや、そんな変なつもりは無くて…!ただ、その……」




二人して顔を赤く染めた今の状況は、傍から見ればかなり滑稽だったであろう。



快斗から顔を背けて、一度深呼吸をする。




「……快斗がいいなら、別にいいよ」



「……っ」




かぁぁぁぁと、さっきよりも凄まじいスピードで顔が赤くなっていくのが自分でも分かる。



私は何を言っているのだろう。



自分でも何の話をしているのか半分理解していないくらいに頭が真っ白だった。





「今日俺ら以外に誰もいねぇから、丁度いいんじゃねぇの」



「丁度いいって………」



「い、いや!そういう意味じゃねぇ!違うからな!?そんな目で見んな!」




なんて夫婦漫才のようなとても滑稽な会話を繰り返していると、気付けばもう窓の外は真っ暗になってしまっていた。




「ほ、ほら、もう外暗いし……な?」



「……うん、そうだね」




やっと漫才のような会話は幕を閉じ、私たちは夕飯の支度をすることにした。







































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もっさ(プロフ) - めっちゃめっちゃおもろかったです!更新楽しみにしてます!! (2019年11月29日 17時) (レス) id: 487c093ca1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:華美 | 作成日時:2019年6月23日 19時

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