Murder time!!!!!【UndertaleAU】 (ページ2)

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Xtale ページ2

しばらくナイトメアは笑っていた。
…が、笑い疲れたのか、今度はまた喋りだした……。

Nサンズ「さて、これからのことだ。
…残念ながら元の世界……AUには戻れねぇぜ。今、“エックスガスター”、とか言う奴がどこそこのAUに悪さしてるんだと。ほんでインクが全AUの渡航を禁止した。」

べらべらと一人で喋り続けるナイトメア。
俺はなにがなんだかわからず、とりあえず表面上だけ把握しておくことにした。

Nサンズ「皮肉なのはインクがエックスガスターの味方だってこと。渡航禁止も、裏を返せば邪魔を除くための作戦ってわけだ。…俺の駒もビビってどっか行っちまった。
そこで、だ。」

なんだか興奮気味に離すナイトメアは、先程の邪悪な雰囲気をなんか知らんけど落胆させた。

Nサンズ「……説明めんどくせぇ。いいや、行こう。」

更に恐怖心の薄れる怠惰さだ。なんかこっちが呆れる。

その時、なにか太くヌルリとしたもので体が包み込まれた。
色々と規格外過ぎてわけがわからない。

そしてすぐ横で指を鳴らす音がした。
それと共に金縛りも解ける。

目の前にいたのは、真っ黒に染まった俺。全身はドロドロと溶けており、見た目はかなりグロテスクだった。
…だが、背中からは9本の触手が伸びている。
先ほど頬に触れたり体を包み込んだものはこれだと悟った。

「……っくそ、…お前、何がしたいんだよ。」
やっとの思いで、ずっと言いたかったことを言い放つ。

Nサンズ「…横。」
横、なんて言われて横向かない奴はいない。

言われたとおり、左右を見た。

「……なっ、お前ら…！」
Hサンズ「ちっ、なんなんだよ……ふざけんな。」
Kサンズ「もおおめんどくさい！帰りたい！！」

なんと、ホラーとキラーがいたのだ。
…ナイトメアが連れてきたのだろうか。

どっちにしても、二人ともかなりご立腹なようだ。
そりゃあそうだ。急にこんなとこにつれて来られても、わけがわからない。

Nサンズ「あーーーい、注目ーー。」

ナイトメアはなんかノリノリでそんなことも言い出した。

俺は半分…いや、半分以上呆れた目で思いっきりナイトメアを見つめた。
ナイトメアは何故かキザっぽくウインクをした。

ナイトメアの一人語りを聞いた感じ、インクは“エックスガスター”という名の者となにか悪事を働いているらしい。
先ほどのインクの様子とは想像もつかない。

骨は見かけによらないとパピルスがよく言ってたが…それを目の前で感じられるとは思いもしなかった。