Triple the Insanity03 ページ34
フリスクはそのまま倒れ込んだ。
肩で息をしている。…まだ生きているようだ。
俺は咄嗟に倒れかけたホラーを抱きかかえた。
「…お前…………なんで………。」
Hサンズ「……ボケッと…してんなよ………。」
ホラーはそう呟き、ゲホッと血を吐いた。
Kサンズ「…ホラーくん……？ホラーくん！？」
遠くにいたキラーは、異変に気づいたのかすぐにこちらにワープしてきた。
「…すまない。…ほんとにすまなかった。俺が………。」
Hサンズ「もう、…いい。
俺はここで死ぬべきだったんだ…。今まで悪事を働きすぎた罰だな。」
へへへ、とホラーは笑った。
俺は笑えない。キラーだって笑っていない。
「俺だって………。なんで庇ったんだよ。」
Hサンズ「知るか………あーー、王の幻像が見えてきたぜ…へへっ。」
Kサンズ「嘘……嘘、嘘だよね？」
…ホラーの左目が、青く光った。
Hサンズ「……………じゃ、またな…。」
そしてホラーは塵になった。
タマシイはまだ残っていた。…いずれ、消えるのだろう。
Kサンズ「…………………っ、フリスクは！？」
キラーの声に、俺は勢い良く振り返った。
フリスクが立ち上がっていた。
ふらつきながら、握りしめたナイフを…振った。
「………くそが…。」
俺は自分への憎悪で歪む視界をなんとか捉えて、斬撃を避けた。
幸いフリスクが弱っていたため、スピードもなく、食らってしまったダメージも少なかった。
…自分のせいでまた仲間が死んだ。
その憎悪だけが、とにかく俺を追い詰めた。
Triple the Insanity04→←Triple the Insanity02
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 11人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Undertaleau」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まどれーぬ。(プロフ) - フラウィーくん...ありゃ... (2022年10月12日 12時) (
レス) @page49 id: 6328a54309 (このIDを非表示/違反報告)
ベクトル(プロフ) - まどれーぬ。さん» そうかもしれませんね…！ (2022年10月5日 0時) (レス) id: d2ab233ccc (このIDを非表示/違反報告)
まどれーぬ。(プロフ) - この小説を見てる...お前らのこと？私も入ってるね？？ (2022年10月5日 0時) (レス) @page49 id: 6328a54309 (このIDを非表示/違反報告)
ベクトル(プロフ) - まどれーぬ。さん» めちゃめちゃ愛用してます(笑)！上手く変換できていたらいいな…！ (2022年10月5日 0時) (レス) id: d2ab233ccc (このIDを非表示/違反報告)
まどれーぬ。(プロフ) - 文字化けできるサイト？みたいなのがあるんですよねー (2022年10月5日 0時) (レス) id: 6328a54309 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ベクトル | 作成日時：2022年7月25日 12時
