海 底 学 校 【テニプリ/立海】

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その後。結局海底学校のことはうやむやになったまま、Aは翌日を迎えた。



いつもどおり制服を着て、イヤホンを耳に詰め込み駅へと向かう。折り返しで止まっていた電車に乗り込み、Aは壁に頭をもたれかけた。



(……眠い……)



毎度のことではあるが、眠い。少しでも眠気を覚まそうと、Aは携帯を開いた。



しかし、タイムラインに並ぶのは挨拶の言葉だけ。平日なんだし当たり前か、とAは携帯を鞄に押し込んだ。



(あー……つまんね。)




そう言えば今日は１限から小テストか、だとか、体育はリレーだったな、だとか、いろいろと考えているうちに電車は動き始めた。



(……)




かったるいなあ。



耳に流れ込む音楽と伝わる振動をぼんやりと感じながら、いつものようにそう考える。




そのうち、眠気に耐えられなくなったAはいつの間にか意識を手放していた。

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