悪役令嬢になったので主人公ちゃんと恋に落ちたい。

3.作戦 ページ3

「あう...」

ふう、って言ったつもりなんだけどな!?

....じゃあ、主人公くん恋人大作戦の作戦を練ろう。

あ、名前はさっき考えた。

....というか、ふかふかだな....一生ここにいられないかな....

....でも、これからは一生いられるでしょ!きっと!

さてと、本題に戻ると、まず主人公くんってどこに居るんだっけ?

....うーん....うーん....あっ!思い出した、確か東の方にある、ミスフォーツン、っていう街にいるんだっけ。

うん、そうだそうだ、そこに居るんだ主人公くん。じゃあ、まずはミスフォーツンに行って...あ、

....そういえば、主人公くん、主人公くん、って呼んでるけど何て言うんだっけ....あっ!

確かブラーベくんだ!そうだった!で、ヒロインちゃんがロズトミリーちゃんね!

....長くない?更に、苗字合わせると...

ホワード・ブラーベ、エヴァンス・ロズトミリー....長くない....

じゃあ、省略して、ラーベくん、ミリーちゃんって呼ぼうか。長いし仕方ないね。うん。

それで本題にまた戻ると、次は、ラーベくんに会おう。といっても、どこ....あ、あそこだ、

ルイス市場、っていう市場の近くにあるきつね色の三角屋根で壁が煉瓦のお家だったね!

うん、偉い偉い!よくわたし覚えてた!うんうん!で、ミリーちゃんの家がその南にある

瓦のお家だったね、ミリーちゃんのお家は貧乏で、さらに虐待されてたんだっけ?

さらにさらに、そこにフィオネちゃんのアレが重なって...

それをラーベくんが悲しそう、って思って救って、更にフィオネちゃんに制裁が来て...

...それで刑務所に入れられて、過酷な生活を送る...と、やだなぁ。

じゃあ、ミリーちゃん虐待されてたらどうせラーベくん来るだろうしまずは癪だけどミリーの方か。

...なんかミリーにラーベが取られるのが気に食わない...っていうか、ねぇ....

まあ、まずは成長しないとね。

そう思い、私はふかふかのベッドから降りて、早速動こうとしてみた。

「あうっ!」

[ｸﾞｷｯ]

「あぎゃあああああああああ!!!」

いってええええええええ!???

あし、あしがあああああ!!!!

だれかあああああああ!!!!

この私の悲鳴を聞き付けて、早速部屋の扉が開いた音がした。その音と同時に。

「フィオネ様!」「フィオネ!」

...と、様が5人くらい、呼び捨てが二人。

...お母さん、お父さん....だ....

そう思っていると、意識が消えていくのが確認できた...

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