土産 ページ5
敦 side
その後、Aさんについて色々聞いた
年齢は、18歳で僕と谷崎さんと同い年という事や
僕が、入社する2ヶ月前から依頼を受けて北海道に行っていたことなど
敦「へぇ〜、だから僕が来た時、居なかったんですね」
『そうそう、本当は直ぐにでも帰ってきたかったんだけどねぇ…』
はぁ…と大きめなため息をAさんがついた
すると、それと同時くらいに彼女の前に味噌汁がコトンと置かれた
具は、どうやら 豆腐とネギと油揚げ
『わぁ〜…!ありがとうございます、お姉さん』
「いいえ」
Aさんは、味噌汁を見るなり目を輝かせ店員のお姉さんに礼を言い息をかけ熱々のそれを冷ましながら、口に含んだ
太「2ヶ月も向こうにだなんて、さぞ疲れたろう」
『ん〜…そうですね、でも宿の方がとても良くしてくれて!しかも、ご飯も美味しくって 割と良かったですよ』
太宰さんがAさんにそう話しかける
なんだか、普通に会話をしているだけなのに二人の間には独特な空気が漂っていた
『あ、そうだ。治さん、私 お土産に蟹を貰ったので今晩どうですか?良ければ皆さんも…』
太「なにっ!本当かい?それは!」
太宰さんの目がキラキラと輝き出す
谷「蟹か〜いいなぁ」
ナ「食べたいです!」
『沢山貰ったから、敦くんも 国木田さんも、探偵社の皆さんで食べましょう』
カーニ!カーニ!と口を揃えて言う皆をみて
Aさんは、また柔らかく微笑んだ
どうやら、Aさんは とても優しい方らしい
話しやすくて清純そう そんな感じが僕のAさんへの第一印象だった
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ありがとうございます(><)
引き続き頑張ります!
※もう暫く敦くんとの出会い編が続きます!
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作者名:On | 作成日時:2023年2月16日 7時