♯変化 ページ30
A side
それからというもの…
美希と食堂でお昼を食べていれば、
ガタッと大きな音と共にS9全員に囲まれる。
『 …S9の席はあっちじゃ？ 』
私と美希の周辺に座る生徒を追い払って、
堂々と席に着くS9に嫌味を言う。
渡辺「 今日はこっちで食う気分なだけだ 」
目黒「 Aの隣ゲットー。笑 」
『 それ、ほんとやめて 』
私の顔を覗き込んでくる目黒蓮は
距離感が掴めないのか、
事故ったら唇が重なるくらいに近すぎる。
こういう態度が誤解を招くということを
そろそろちゃんと理解してほしい。
美希「 照先輩、タンパク質多めですね！ 」
岩本「 んあ？あー、さっき筋トレしたから 」
阿部「 さっすが美希ちゃん。
君を生徒会に入れてよかったよ 」
『 え！？美希って推薦で入ったの！？ 』
美希「 そうだよ？言ってなかったっけ？笑 」
美希の才能を見抜いた阿部亮平は、
やっぱり実力のある生徒会長なんだろう。
佐久間「 ねーねー、Aちゃんー。
そろそろS9に入る気は、 」
『 ありません 』
佐久間「 佐久間秒殺っ！！！ 」
宮舘「 まぁ、ゆっくり考えてみてよ 」
最近はずっとこんな感じで、
S9のせいでゆっくりできないし、
美希との恒例の恋バナもできない。
渡辺「 ったく強情だな 」
『 翔太さんにだけは言われたくありません 』
渡辺「 おまっ…！ 」
その直後に黙り込んだ渡辺翔太の方を見ると、
拳で口元を隠して目が泳いでいる。
『 どうしたんですか？ 』
渡辺「 お前っ…
急に名前で呼ぶのは…反則だろっ…/ 」
岩本「 え。翔太照れてんの？笑 」
渡辺「 照れてねーし！！ 」
佐久間「 うわっ！
今の翔太めっちゃかわいい顔してるー！ 」
阿部亮平と宮舘涼太からの頼み事だから、
ただそれに従っただけなんだけど。
まさかそんな反応をするとは思わなかった。
あまりに予想外の反応だったからか、
私はつい渡辺翔太をガン見してしまっていたらしい。
目黒「 A、しょっぴー見過ぎ 」
『 えっ？ 』
後ろから伸びてきた手が私の頬を包んで、
強制的に目黒蓮の方を向かされる。
毎度毎度こういうことが起きるから、
渡辺翔太と目黒蓮の間は嫌なんだ。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2982人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
leechan - 零さん» コメントありがとうございます！続編も頑張ります！ (2021年1月20日 21時) (
レス) id: 3dac29f62b (このIDを非表示/違反報告)
leechan - おーやんさん» ありがとうございます！更新をお待ちください！ (2021年1月20日 21時) (レス) id: 3dac29f62b (このIDを非表示/違反報告)
零 - お話、すごく好きです！！続編楽しみにしてます！ (2021年1月20日 17時) (レス) id: f20013ee9d (このIDを非表示/違反報告)
おーやん(プロフ) - 楽しく読ませていただいてます！S9最高です！続編がでるの楽しみにしています！！ (2021年1月20日 12時) (レス) id: 7c71f694df (このIDを非表示/違反報告)
leechan - 祐莉さん» ご意見ありがとうございます！今後の更新を楽しみに待ってくださるとありがたいです！ (2021年1月19日 12時) (レス) id: 4afeda7977 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：leechan | 作成日時：2021年1月13日 2時
