♯トマト事件 ページ31
A side
一旦S9のことは無視して、
中途半端だった食事を再開する。
向井「 Aちゃん、それ食わへんの？
なら俺がもーらいっ！ 」
『 あーっ！！ 』
好きな物は最後に食べる派の私。
最後まで大事に取っておいたミニトマトを
あっさりと向井康二に取られた。
向井「 えっ？アカンかったん？？ 」
『 取っといたのに… 』
ラウ「 はいAちゃんっ！僕のあげるっ！ 」
『 ラウールくんっ、ありがとー！！ 』
S9の中で最年少なのに、
優しくて気遣いのできるラウールくん。
目黒「 Aっ、俺のもあげる！ 」
渡辺「 しょうがねーから、やるよ 」
佐久間「 Aちゃん、俺のも！
いっちばんうまいよこれが！ 」
阿部「 じゃあ俺のもあげるっ！ 」
岩本「 ほらよ 」
深澤「 仕方ねーなー。ほら 」
岩本「 気持ちわりー。笑 」
空になったプレートに、
大好きなミニトマトが次々と乗せられていく。
宮舘「 俺のは美希ちゃんにあげるよ 」
美希「 舘様♡♡♡ 」
美希はミニトマトが苦手なはずなのに、
宮舘涼太から貰ったミニトマトを
一瞬にして口の中へと放り込んだ。
これが愛の力か。と1人で納得した私は、
余計なことは言わずに2人を見守った。
向井「 ちょ、みんなしてなんなんすかー！ 」
阿部「 こーじはもうないもんね。笑 」
向井「 そりゃ…取ってきますよー！
取ってくるに決まってるじゃないですかー！ 」
サラダコーナーに駆け出した向井康二は、
深めのボウルに山ほどのミニトマトを持ってきた。
向井「 Aちゃん、ご馳走やでー♡ 」
『 そんなに食べられるわけないでしょ？ 』
向井「 嘘やん！！せっかく取ってきたのにー！ 」
『 他の人が食べられなくなっちゃうでしょ 』
ハッとした向井康二は、
その中から3個を口の中に詰めてから返しにいった。
そして、目黒蓮は当たり前のように
私を抱き寄せてくる。
目黒「 まじでかわいいー。笑 」
渡辺「 おい、目黒離れろって 」
目黒「 翔太くん、ヤキモチっすか？笑 」
渡辺「 別にそんなんじゃねーよ！ 」
S9への加入を盛大にお断りした次の日から、
S9は私への執着心を露わにし出したのだ。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2982人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
leechan - 零さん» コメントありがとうございます！続編も頑張ります！ (2021年1月20日 21時) (
レス) id: 3dac29f62b (このIDを非表示/違反報告)
leechan - おーやんさん» ありがとうございます！更新をお待ちください！ (2021年1月20日 21時) (レス) id: 3dac29f62b (このIDを非表示/違反報告)
零 - お話、すごく好きです！！続編楽しみにしてます！ (2021年1月20日 17時) (レス) id: f20013ee9d (このIDを非表示/違反報告)
おーやん(プロフ) - 楽しく読ませていただいてます！S9最高です！続編がでるの楽しみにしています！！ (2021年1月20日 12時) (レス) id: 7c71f694df (このIDを非表示/違反報告)
leechan - 祐莉さん» ご意見ありがとうございます！今後の更新を楽しみに待ってくださるとありがたいです！ (2021年1月19日 12時) (レス) id: 4afeda7977 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：leechan | 作成日時：2021年1月13日 2時
